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Donald Fagen Liveおとついの夜の公演が延期になって、今日その振り替え公演がありました。
あぁ、今夜やっとあなたに会えたよ、ドナルド・フェイゲン。(by 辻仁成)

今日の都合がつかなかった人たちがリファウンドしたのか、ところどころ空席もありましたが、ほぼ全席埋まってました。

会場のダウンタウンにあるオペラハウスに到着すると、そこにはいつもとは全く違う客層が集まっておりました。
通常、ここではミュージカルをメインに上演しているのだけれど、(自分も含め)今日は何とも言えない人々が集っていました。
日本でもしスティーリー・ダンやドナルド・フェイゲンのライブがあったら、ちょっとスノッブでオシャレな人たちが集まるんじゃないかと思いがちですが、アメリカはやはりそうではなかった。

基本的に年齢層が高いのはわかります。そりゃまぁ、そうでしょう。
しかし、何というか「大学で事務を担当しています」という風な、メガネ・ダンガリーのコットンシャツ&チノパン、という感じの人から、黒のバックプリントがドカンと入ったTシャツに色褪せたジーンズの(パット・メセニー・ライブに続きここでもまたもや)ZZトップ風のオヤジの多いこと、多いこと。

そうなのか、アメリカにおけるドナルド・フェイゲンのファン層というのはこういう感じなのかと新たな発見でありました。


それにしても、場内ロビーにはバーがいくかあって、開演前などにみんなビールやお酒を飲んでくつろいでおります。まぁ、これは公演によってこちらではよくあることだし、バレエやミュージカルの上演の時でも見かけるので特別珍しいわけではないけれど、開演前や休憩中だけではなくどうもコンサートの最中もずっと開けているようで、もうライブが始まっているというのにみんなゾロゾロとお酒を買いに出たりトイレに立ったりで本当に迷惑きわまりないのです。

わたしはメゾネット(中2階席)の前から7列目ぐらいのステージ中央の位置でしたが、わたしの2列前の5人のZZトップ崩れのオヤジ群がもう席は立つわ、位置を入れ替わるわで、邪魔してステージが見えないっつの!

とにかく演奏途中で席を立って移動する人が多いために、何だか集中力が途切れてしまって、お隣に座っていた感じの良いご夫婦とも「これはちょとあんまりねぇ」と確認しあってしまったぐらい。
まぁ、アッシャー(座席案内の係)が演奏中でも堂々と観客の目の前を横切って行くからなぁ。ちょっと屈むぐらいの気を遣ってくれんか。

お酒が飲めるからみんなトイレに行き、トイレに行ってはまた新たなるビールを買ってくるという悪循環で、あんたらホントにコンサートに来てるのか?!、飲みに来てんじゃないのか?!と、ちょっとムカッパラ立ってしまいました。こんなにディストラクションが多いと本当に集中できない。

こういう環境はまぁ置いておいて、コンサートは非常にソリッドで高度な演奏でした。あれだけミュージシャンシップにこだわるドナルド・フェイゲンが選んだツアーメンバーなのだから上手いに決まっているのだけれど、見せるパフォーマーではなく聴かせるパフォーマーなのでステージは全く立ち位置から不動で、ビジュアル的にはかなり面白味はないです。(笑)

ドナルド・フェイゲンはやはり風邪を引いてしまったそうで声があまり出てなかった。高音はきつそうだったなぁ。ボストン公演がこのツアーの初日だったからか、今晩(3/11)に振り返られたけれど、彼のHPによると明日公演予定だったカナダのオタワ公演はキャンセルになっていた。ボストン公演延期のあおりを受けて、スケジュール上無理になってしまったんだろうなぁ。

ステージ上のD.フェイゲンはちょっとグレン・グールドみたいでした。
演奏する時、猫背でいかり肩の彼は体を大きく左右に揺らしてキーボードを弾く。特に右に深く。揺れる揺れる。
かつてSteely Danの日本公演の時にも思ったのだ。彼はものすごいいかり肩だなぁって。遠目に見ると久米弘か成田三樹夫か、って感じでした。

歌わないで演奏だけの時はキーボードの左にセットしてあるマイクバーをぐっと奥に押しのけて、演奏に専念する。歌のパートが戻ってきたらまた左手でグッと引き寄せて歌い出す。これを何度も繰り返してた。
演奏の終わりでは(坂本龍一もよくやるように)バンマスとして後リフレインを何回繰り返すかを示すため、指を2本とか1本と立ててバンドメンバーにサインを出す出す。
バンドはバンマス、ドナルド・フェイゲンを核に、リード・ギター、サイド・ギター、ベース、ドラム、サックス、トランペットに女性コーラス2人の10人編成。さすがに音に厚みがあって演奏はスタジオライブのような完成度。

彼の喉の調子が悪いためか、何度も水を飲み、頭からタオルをかぶって汗を拭き、" What a night! " と呟きながらひたすら演奏し、歌った。
アレンジはほとんどアルバムのままでライブ用にアレンジを変えたという曲はほとんどなかったなぁ。何より Steely Dan の名曲を演奏してくれたのが嬉しかった。会場も『Aja』や『Gaucho』からの曲のイントロが始まるたびに盛り上がる、盛り上がる。
それにしてもアンコールで観客のたくフラッシュにビックリ!みんな携帯電話のカメラでフラッシュたいてステージの写真を撮りまくり。いいのか、注意しなくて!つってもあまりに大勢でやるので注意もできないんだけど、もうここは無法地帯かい!

オーディエンスの反応を見る限り、やはりSteely Danでの活動をみんな楽しみにしているのだね。
昨日FM番組で放送された、『Morph the Cat』リリースに関してのドナルド・フェイゲンの20分弱のインタビューがNPRのHPで聴くことができるのだけれど、「Steely Danとしての今後の活動は?」というインタビュアーの質問に、D.フェイゲンは「とりあえずはソロ活動を夏までやって、その後たぶんSteely Danでギグをやったりするかも。レコーディングするかも知れないし、まだ先のことは決まってない」と答えてます。

彼の洗練された音楽の印象と客層とのギャップが妙に印象的だったけれど、なかなか聴き応えのあるライブでした。ただすごく「楽しめるライブ」という感じではなかったけれどね。(笑)
折角ボストンの公演だし、「Hey Nineteen」やってくれたらなぁ。歌詞に "Sweet things from Boston" って出てくるのですよ。

Steely Dan 旧作からのナンバーもよかったけれど、今はOne of my favoritesである『Two Against Nature』をものすごく聴きたくなってしまったので、たぶん今日、明日はこのアルバムをリピート、リピート。
このアルバムは全曲カッコイイけれど、何度聴いても「Negative Girl」はひたすらかっこいい。


ticket









覚えている限りのセットリスト(やや順不同)。

3/11/06(Sat) 7:30pm @ Opera House in Boston
Donald Fagen Band
  1. Green Flower Street (The Nightfly)
  2. The Nightfly (The Nightfly)
  3. New Frontier (The Nightfly)
  4. Bright White Gown (Morph the Cat)
  5. Third World Man (Gaucho)
  6. Home At Last (Aja)
  7. Black Cow (Aja)
  8. What I Do (Morph the Cat) ← not sure
  9. The Goodbye Look (The Nightfly)
  10. Countermoon (Kamakiriad)
  11. ???
  12. Mary shut the gate (Morph the Cat) ← not sure
  13. I.G.Y. (The Nightfly)
  14. FM
*後2曲ほど???





















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