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水曜どうでしょう』の面白さに出会って現在2ヶ月ほど。
レギュラー放送が終了してから今はもう4年、番組のスタートから数えると今年は10年目にあたる。

もう、とうの昔に番組は終了し、その後は毎年「新作」が1年に1本制作されるペースに切り替わり、その代わりに家庭用デジタルカメラで収録された過去の映像をリマスタリング&再編集して保存し、「DVD全集」として発売していく作業が現在も続けられている。

北海道以外の地域では『どうでしょう』の再放送が(時期はバラバラながら)今も放送されていて、10年も前の内容であってもその発想の面白さとシンプルさは鮮度を失うことなく、今も新しいファンを生み出している。
嬉野ディレクターはかつて『どうでしょう』の面白さについて、「我々は何も新しいことをやってないから、何年経って見たとしても面白いんだと思う」と語っていた。

レギュラー放送が終了しても『どうでしょう』という番組は息長く続いているので、今も公式HPは活発でファンとディレクター陣の交流は盛んだ。

この公式HPでは番組の2人のディレクターがほぼ毎日交替でお知らせや思いついたことなどを日記として書き綴っている。チーフディレクターである藤村氏は彼の性格そのままの明解(且つ断言的)で要所を押さえた文章で、撮影担当ディレクターの嬉野氏はその穏やかな人柄が反映されたのほほんとした(でも時折哲学的な話も含んだ)文章で、毎日毎日ファンの人たちとの対話を続けている。

この日記は翌日には新しいものに更新されしまうのでその時見ておかなければ振り返って読むことはできない。
でもどこかに奇特な方がいて、昨年分からではあるけれどその毎日の日記をアーカイブしてくれていて、大半の日記の内容を知らないわたしは遡って彼らがどんな日記を書いていたのかを知ることができる。

この日記は近々出版される予定だそうで、今年に入ってから2人のディレクターは過去数年分の文章を見直し、加筆・訂正の作業を進めていることも以前の日記に書いてあった。

ある時の嬉野ディレクターの日記に、同僚の別のディレクターに勧められて読んだ中沢新一の新書のことに触れてあった。
中沢新一が義理の叔父で歴史学者の網野喜彦氏について書いた『僕の叔父さん 網野喜彦』という本のことだ。
中沢新一の家系は見事に「学者一家」で、祖父は生物学者の中沢毅一、父は民俗学者の中沢厚、叔父は歴史学者の中沢護人、そして父の妹(叔母)の夫が歴史学者の網野善彦という具合。

いつもの中沢著書のような、宗教的、哲学的な難解さはなく、愛情と友情をはぐくんできた一人の叔父についての業績や人となりを、幼い頃からの思い出とともに記した読みやすい本だということで興味を持ち、書店で見つけて読み始めた。

この夏の終わりにパリを訪れた時、わたしと友人は知人のアパートに宿泊させてもらっていた。パリ在住30年近いその人のリビングの書棚にはいろいろな宗教書なども置いてあったけれど、特に中沢新一の仏教に関する本が並んでいたのを思い出す。わたしも彼がチベット仏教を修めた人であることは知っているけれども、彼の家系が曾祖父の時からキリスト教徒であることをこの書で知った。

YMOが華やかなりし頃、「サブカルチャーにも明るい若い学者」として浅田彰や中沢新一はある種ブームであり、ネオ・アカデミズムということでメディアで引っぱりだこだった。
わたしには難しすぎて、彼らの著書に手を出してみようなんていう気力はなかったけれど、あの頃の時代のアイコンのような存在だったかも知れない。

まだ第一章しか読んでいないのだけれど、『どうでしょう』から中沢新一にスライドする、というのが自分の中でちょっと面白かったんだな。

うれしー(嬉野D)の日記からは頻繁に、彼のそこはかとない哲学的な考えや、日本の田舎の美しさの発見や、何気ない人生の楽しみ方などが見え隠れして面白い。やはり佐賀のお寺の息子さんだからなのか。

ちなみに2006年の最新作(『真冬に見る!夏の思い出!』?)は1月17日から北海道で放送スタート、と2日前の藤村Dの日記にありました。

むーぅ、北海道に知り合いがいないのが残念!(笑)


【本日のBGM】なし

今日はまだ1曲も聴いてないことに今気がついた!! 

テーマ:この本買いました - ジャンル:本・雑誌





















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