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なんだろう、観た後の第一印象のこのホワンとした感じ。
主人公たちがね、愛らしいんですね。

こんなことを言っては失礼だけれど、4人の顔に見える幼さが、”芸術家の夢を追ってる大人になりきれない大人”というキャラクターに合っているのかな。
「アイドルの嵐が演じている」ということを意識して観るならば、彼らが今時のアイドルのルックスではない、キラッキラキラキラのアイドル過ぎないルックスが絶妙です。あの4人の中では一番アイドル顔(?)である相葉ちゃんも時代背景を意識して髪を短く切っているので、映画の中でとりわけ容姿が浮いてしまうこともなくて。
そういう意味では嵐の中で最も昭和30年代のルックスから離れている松本くんがカメオ出演のような登場の仕方なのは納得がいくかも。(笑)

主人公の4人のそれぞれのエピソードの描き方が非常にバランスよく、誰に偏ることなくちゃんとそれぞれに見所が押さえてあるのが上手い。さすが!の脚本は市川森一。
本当に偶然だろうと思うけれど、登場人物ーの気質と演じている嵐のメンバーの個性がとても合ってるんですね。

*以下、映画の内容に触れていますのでこれから御覧になる方、内容を知りたくない方はご注意ください。

相葉ちゃん演じる歌手を目指している章一と、大野くん演じる油絵画家を目指している圭が特によかったですねぇ。嵐のメンバーの中でこの2人はドラマや映画などの出演が他の3人に比べると控えめなんだけれど、だからこそ余計に新鮮というか。 
大野くんは実はお芝居が上手いと思うんだけど、彼がこれまで演じてきた役柄が限定されてしまっているところがちょっと惜しい気がする。どうしても「PIKA☆NCHI」シリーズのような、少し内気でお人好しで騙されやすい人、というようなタイプが多くて。(今回もそうなんだけど)
大野くん自身はあまり演じることに強い関心がないのかも知れないけれど、もっと違う役柄も見てみたい気がする。だって、母親危篤の報を受けて実家に帰る栄介に宛てた手紙の大野くんの朗読、ものすごく上手かったもの。 『ハチクロ』の時の翔くんのモノローグより上手かったと思う。(笑)
この映画では翔くんも大野くんも、まだ今よりずっとふっくらしているなぁ。

相葉ちゃんもいいシーンがたくさんあったけど、一番よかったのはパチンコで勝ってる時のくわえタバコの章一くんのアップ!あれはいい顔してました。そして雨の夜にGFの時江ちゃん(香椎由宇)が彼らの部屋を訪ねて来て章一くんにキスする時の、伏せ眼勝ちな章一くんの横顔がよかった。

わたしの中で最もインパクトのあった場面は、母親が亡くなり実家から戻って来た栄介を、元カノのかおる(田端智子)が訪ねてくるシーン。

売れない児童マンガばかり描いている栄介にチャンスを与えるようと、編集者である夫が担当する漫画雑誌の連載の仕事の話を持ってくるかおる。自分は(過去の関係とは別に)もっと割り切って仕事の話をしているのだ、と説明するのだけれど、プライドが邪魔して栄介はその申し出を断ってしまう。
彼女の話を遮って、ゆっくりと間を取ってじっと彼女の顔を見つめ、そして少しだけ微笑んで

「ね……駅まで送るよ?」

と立ち上がる二宮くんがすごくいいです。
この間が非常にいい。

連れだってアパートを出た時、たばこ屋のラジオから章一がのど自慢に出場して歌っているのが流れてきて、立ち止まり目を閉じて聴き入る栄介にかおるがポツリと言う。
「…あなた、本当にマンガ家をやっていく気あるの?」


「オレはねぇ、もう少し自分の世界を大事にしたいんだ!
…いや違う…マンガの世界を信じたいんだ…。 
おかしいだろ?おかしいと思ってんだろ?
君のダンナは、編集者としては無能だよ。それが断った理由だ。
他には何にもない。」


このシーンの二宮くんは全くもって素晴らしい!! 二宮和也の本領発揮。
何度も繰り返して見てしまった。
あくまでも芸術家としての信念を曲げたくない、その気持ちをかおるに否定されたと感じた栄介が上の言葉を投げつけるんだけれど、かおるの方に顔を向けるスピード、息継ぎとセリフのタイミング、滑舌の良さ、語尾の強弱、とにかく天性のセンスの良さを感じずにはいられません。
真っ直ぐかおるを見据えて瞬き一つせずにこのセリフを言う二宮くんの精悍な顔つきがものすごく印象的。 こういうところにちょっと藤原竜也くんを連想させて、あぁ蜷川さんがニノを誉める気持ちがわかるなぁ、なんて思ってしまった。

こういう芝居を見せられてしまうとやっぱり二宮和也の潜在能力の高にやられてしまうんだなぁ。コメディタッチの二宮くんもいいんだけど、こういうドキッとするような閃きのある芝居に「これこれ!こういう瞬間を待っていたのよ!」と激しく反応してしまい、自然にリピートボタンを繰り返し押してしまうのでした。

栄介の母の死をきっかけに4人は青春の終わりを感じ取り、それぞれ別の人生を送る事を決めて栄介の家を出る。後に同窓会として再会するわけだけれど、その時の4人は何だか役を演じているというより「現在の素顔の嵐」って感じで微笑ましかった。

ちなみにSAKEROCKの音楽もよかったですね。のんびりしていて味があって。
特典映像でサントラのメイキングが入っていたけれど、メガネなしの星野源ちゃんが可愛かったな。(笑)

エンディングのテロップの取材協力の欄に「川本三郎」の名前があったのは、やはり昭和30年代に詳しいからか、「おっ!」と思いました。

松潤は本当に合計しても5分出ているか出てないかぐらいのチョコット出演だったけれど、翔くんの関西弁と松潤の岩手弁はかーなーり、怪しかったかな?(笑)

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画





















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