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『鉄コン筋クリート』を見た。
話には聞いていたけれど、宝町の作画がすごい。
昭和30年代の寂れた日本の町のようであり、香港の裏路地のようでもあり、そのアジアの無国籍な感じが非常によく出ていて、そして俯瞰で捉える町の描写が圧倒的。

二律背反を含有する世界――クロとシロ、子供と大人、開発と破壊、疾走と失速、暗黒と光明、暴力と愛情、安心と不安――そんな不安定な世界に生きる少年たちの痛々しい姿。

主要キャストは全て声優が本職ではない(でも豪華な)顔ぶれが揃っているけれど、誰もが皆いい仕事。
とりわけシロの蒼井優の才能に脱帽。これはスゴイ。
ネズミを演じた田中泯も哀愁があってよかったし、沢田を演じた宮藤官九郎もとても爽やかでよかった。もっと言えば、モックンも伊勢谷くんもよかったです。

関西ではお馴染み、FM802の看板DJのお一人・中島ヒロト氏がヤクザの手下の役で出ているとのことだったのだけれど、クレジットが上がってくるまですっかり気がつかなかった。いつもの中島ヒロトの声じゃなかったような気がするなぁ。もう長いことFMも聴いてなくて、彼の「HAPPY FUN RADIO」なんてどんだけ聴いてないな。

倉本ドラマでモノローグを聞き過ぎてしまっているせいなのか、ニノが演じたクロについては彼の声が妙に生々しく感じられて、ついいつものニノのモノローグが頭をよぎって作品に没入するのをちょっと邪魔してしまったかな。
そうでなければ全くそんな先入観なしにクロとして見られただろうと思うほど、ニノも好演。シロが行方不明になって殺し屋に追われている時の、シロを思い出してのモノローグ(『アリとキリギリス』のエピソード)のニノの切ない声にちょっとやられました。

蒼井優ちゃんのシロを聴くためだけにこの映画を見てもいいぐらい、彼女の新たな一面を堪能できます。
近頃いろんな若手女優が「演技派」「実力派」という形容詞で語られることが多いけれど、個人的にその底知れぬ才能の深さと幅の広さをどのメディア(映画・テレビドラマ・CM・声優・舞台、そして彼女は踊っても素晴らしい!)においても十二分に発揮している蒼井優ちゃんは、頭一つ抜け出ている印象がある。

「蒼井優が出演している」、それだけで(彼女が出演を決意した)その作品はちょっと面白いんじゃないか?と思わせるオーラを放つ人だ。これは例えば浅野忠信や加瀬亮やオダギリジョーらが醸し出す空気と同じで、どうやっても「気になる人」なのだ。

何だか蒼井優論のようになってしまったけれど、アニメをあまり見ないわたしも久しぶりに堪能。
ちなみに世界50ヵ国以上の海外配給というニュースもさることながら、MoMAが選ぶ2006年度最優秀作品「Best Film」に選出された、というのも日本映画史上初の快挙なのだそうです。

テーマ:二宮和也 - ジャンル:アイドル・芸能





















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