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「スマイル」と「クイズショウ」、始まりました。
「スマイル」―― 人はなんて愛らしく、憎らしく、ちっぽけで、無力な存在なんだろう。 雨の夜、HMVで泣きながら心の拠り所に助けを求めたビトの姿に胸が締め付けられる思い。
けれど冒頭の、自分の描いた夢を想いつつ折り紙のブタを折る彼の柔らかな微笑みを思い出すと、人はなんて強い存在なんだろうかと改めて思う。
どんな展開が待っているのかはわからないけれど、笑顔の裏に秘められた張り裂けるような思いが描かれていくのかと思うと―― お願いです、どうかどうか救いがありますように・・・
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「ザ・クイズショウ」、わたしは深夜枠の時のオリジナルを見ていません。
シゲちゃん(個人的に「佐藤重幸」の方が馴染んでいるので未だに「戸次重幸」というのにピンとこないのですが)とラーメンズの片桐さんというオリジナルの配役はそれだけでクセがあってマニアックな味わいを醸しだしており、このドラマのちょっと胡散臭くミステリアスな部分を演出してるような気がするのですが、そういう意味において翔くんと横山くんというキャスティングは年齢設定の部分も含め、キャラクターがちょっと幼い気がする。
わたしのヒネクレた見方がいけないのかも知れないけれど、彼らが非常に健全に見えてしまうのです。 隠された過去があるのはもちろんわかるのだけれど、彼らの心の奥にある深い闇みたいなものがちょっと見えてこなかった気がする。 特にディレクターの本間が最後にあややと対話する部分ではちょっと別人のように感じてしまったから。
わたしが一番面白いと感じたのは失った記憶を断片的に思い出して苦しんでる白い神山のシーン。
ドラマのほぼ大半を費やしたクイズ番組収録場面より、フラッシュバックのようにわずかしか登場しなかった失われた神山の記憶のシーンの方が吸引力が強かったのです。
読売新聞日曜版の「Y&Y」に翔くんが登場していましたが、「見ている人がスカッとする、小気味よい役柄にしたい」と語っていました。
残念ながら第一話ではスカッとした気分も小気味よさも感じなかったのだけれど(実は後味の悪さすら感じたのだが)、それは哀川翔演じる安藤康介があまりにもチープで嘘くささ満点だったからじゃないのか・・・と思ったりもして。(笑)
このドラマ自体にリアリティを求めることはもちろんないけれど、それにしてもあの設定(バンカラや♪チブチブチブチブ・・・の件も含め)はあまりにも説得力がないだろう、と。
せめて吉川晃司やGactあたりが演じてたら多少入り込み方も違ったかなぁと思うんだけれど・・・!(ただ池田成志が相方(ジョン)、というのにはちょっとウケました)
まだわたしの中では「クイズショウ」は海のものとも山のものともつかぬドラマです。
翔くんが「ドラマなのかクイズ番組なのか、錯覚してしまうような展開です」と言っていたけれど、正直なところそれほどクイズ番組部分にリアリティは感じず、司会者が回答者を追い詰めていく駆け引きにもスリリングを感じず、サブルームの緊迫感も伝わってこないままエンディングを迎えてしまった感じ。 これは見る側(わたし)の心構えの問題か !?
でも神山と本間の過去には興味が尽きない。
翔くんはとにかくとんでもない台詞量と日々格闘しているとか。
成宮くんのブログにも触れてありましたね。 オンエアを見てもそれは十分に伝わってきました。
ガンバレ翔くん! そしてガンバレ横山くん!
主題歌「明日の記憶」については・・・インパクト小!(爆)