夕方からTVの画面に何度も大雨警報のテロップが流れていた。 和歌山や京都はひどい雨だと繰り返していたのだけれど、京都に近いわが家の辺りには雨の気配など皆無で、ほんとにそんなにすごい雨が降っているのか?と疑いたくなるほどの空模様だったのだ。
夕食が済んで、片づけも終わって、お風呂に入って、自分の部屋に戻ってくつろいでいた10時前、突然とんでもない轟音が響いて家中の明かりが消えてしまった。
ボストンで一度うちのアパートの屋上に雷が落ちたことがあって、その時もものすごい音と共に電気が吹っ飛び、わたしのこのPCのマザーボードを破壊してしまったことがある。 ちょうど学校のサマーセッションが始まった頃でレポート提出にはまだ間があったけれど、あちらでPCに依存して生活する度合いは非常に高く、ないと本当に困ってしまうので保証期間中ということもあってメーカー宛てに日本に送って修理してもらった。予備のノートPCはもう一台あったものの旧型だったためにダイアルアップしか使えなくて不便を強いられたのだった。
あの時もキッチンの窓の外の街灯の辺りが恐ろしく明るくなって、目に見えて「うちに落ちた…!」というのがわかるぐらいの大音響で、ルームメイトとリビングにいたのだけれど2人して震え上がったぐらいだったのだけれど、今日の雷はそれに匹敵するぐらいすごかったのだ。耳をつんざく、というのはあぁいう音なんだと思った。
慌ててナイトテーブルの引き出しから小型の懐中電灯を探し出し階下に下りて様子を見に行ったら、母も懐中電灯を手にして家の中を見回っていた。
ちなみにわが家はオール電化です。 停電が起きたら何もできない。 近所の様子を見るため窓を開けてみたら少し離れたブロックでは問題なく家の明かりがついている。 お隣すらついている。 しかしお向かいはついてない。
どうやら目の前のわが家とお向かいの間にあるトランスに落ちたみたいで、わが家の周囲3、4軒だけが停電しているみたいだ。 関西電力に連絡したら場所の確定と原因究明のために現在車を急行させているからしばらくお待ち下さいと言われ、ほどなくしてサイレンを鳴らした関電の車が到着した。
冷蔵庫の電気も落ちているのであまり時間が経つと困るなぁ、なんて言いながら「溶ける前に食べちゃえ!」ということで3人でハーゲンダッツのアイスを食べながらのんびり復旧を待った。
「もしアイスが固かったらレンジに10秒ほどかけて…」と母に言われたけど……だからレンジも使えないんだってば! 天然っスか!
そうこうするうちに30分ほどで復旧。 あぁよかった。 先日のことがあったのでDVDの予約確認(『時効警察』の最終回がありますからね)も念入りに。
PCも無事でした。 仕事できます、あぁ~よかった。 了解です。>先生
今回の停電でキャンプ用のランタンがあると便利だなぁ、なんて思ったりして。今度ホームセンターに行って買ってこよう。
オール電化だと停電したらお風呂も入れないんだなぁ…っていうのを学びました、今夜…。
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