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わたしにはいくつか自ら進んでは使わない言葉があって、それはただ何となく、その言葉を選んで使うことに抵抗を感じるので、というとても個人的で曖昧な理由から。

その代表格が「ウザい」という言葉。
これはいつから一般的に使われるようになったんだろう。少なくともわたしが子供の頃はこういう言い方はしなかった。わたしは大阪出身なのだけれど、大阪以外では普通に使われていた言葉だったのだろうか。

「ウザい」はきっと「うざったい」という言葉が母体なのだろうと思うけれど、「ウザい」と「うざったい」ではこの言葉の持つパワーが100倍ぐらい違う気がする、と思うのはわたしだけかな。
わたしの中では「ウザい」は必要以上にそこ言葉の対象となるものを傷つける要素が含まれているような気がしてならない。

「うざったい」という表現は関西ではほとんど使われない。少なくともわたし自身がこの言葉を使ったことはこれまでの人生の中で一度もない。(笑)
関西だと「面倒くさい」ですね、きっと。もし関西人で使う人があったらすみません、あくまでもわたし個人の尺度で書いてしまって。


話は戻るけれど、「ウザい」と「うざったい」はもはや使い方や用途も違うと思うので比べてみても仕方ないかも知れないけれど、「ウザい」という言葉の持つ破壊力はわたしにはかなり強烈だ。
どちらも「煩わしい」という意味合いで使うのが基本だけれど、「ウザい」という言葉を選ぶと、その言葉の使用者がどれだけその状況を疎ましく思っているかという気持ちが、ものすごく端的に表現できる気がする。

「もう、とにかくわたしの視界から消え去ってくれよっ! その存在自体が邪魔なんだよっ!」

このぐらい「ウザい」には憎々しさがこめられているように感じてしまう。なんだか悪意に充ち満ちている気がしてならない。舌打ちさえしてしまいそうな勢いだ。
「うざったい」ではそれほどでもないのに、「ウザい」になるとどうしてこう憎しみの気持ちが倍増してしまうのか。
いや、世間ではもっと軽い気持ちで使われているのかも知れない。けれどもわたしには「ウザい」をそう軽い意味で捉えることができない。もう、存在を「全否定」しそうな勢いを醸し出しているんだな、なんか。

概ねこの言葉は自分の感情を逆撫でする人に対して使われることが多いから、決していい言葉ではないのだけれど、この言葉の持つそういったナイフでバッサリ切ってしまうような語感がやっぱり好きになれず、そして使おうという気にもなれない。


ここ何日か、経理のヘルプとしてある年輩の女性がオフィスに来て手伝ってくれている。その人はその道のプロで、とても仕事のできる人なのだが、とにかくお喋りが好きなのだ。そして愚痴も好きなのだ。
そうやってお喋りと愚痴に費やしてる時間もお給料が支払われているのかと思うとそれはそれで筋が通っていない気もするが、とにかくお喋り好きなので、何か少しでもチャンスを見つけたら話し掛けられてしまい、切れ目がないので仕事がなかなか進まない。

すごく親切でいい人なのだが、スキを見せてはならない。
なので仕事以外に神経を使ってしまって、疲労が重なるばかりではないか。えーん。
そんな小さなストレスを抱えつつ、その姿がチラチラと視界に入るたびに頭に浮かんだ言葉が「ウザい」なのだった。

英語だと「ウザい」に恐らく一番近い言葉は "annoying" じゃないかと思うのだが、もう、ノドのところまで出かかってしまった。 

" You're so annoying!"  

まさにこれは 「うっぜぇーんだよっ!」 に他ならない。
あぁ、そんなにイライラしていたのか、わたし。疲れてるぞ。

日本語だとあんなに使わないでおこうと思っているのに、なぜ英語だと抵抗なしに言えてしまうのか。(実際は言わないけど)
でも英語でこの表現を使ってもやっぱりすごく強い語感だというのは変わりないような気がする。もし誰かがそう言ったら、やっぱり「なんかトゲのある言葉だなぁ」と感じるだろう。

こういうテーマだと宮沢章夫の文章が断然冴えそうだなぁ。
なんだか彼のエッセイが読みたくなってしまった。彼の物事を見ている視点が面白いんだな、どれも。

ちなみにわたしの中で「ウザい」に次ぐ「使わない言葉」第2位は「小賢しい」だろうと思います。しかし、もはや誰も使わない??

どっちにしても人を忌み嫌うようなニュアンスと、相手の存在を否定してしまうぐらいキツイ響きを持った言葉だと感じてしまうんでしょうか。

なるべくならこういう事が思い浮かばない生活を送りたいものです。





















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