ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




自分の10代を振り返ってみて、勉強でもスポーツでも遊びでも、何か1つ、強烈に今の自分につながっているものがあるだろうかと考える時、これといって際立ったものが思い浮かばないのがちょっと寂しい。
かといって全く何もなかったわけでもないけれど、その後の人生を変えた何かに出会った、といういほど劇的なものもない。だから若くして自分の進むべき道を見つけた人は本当にラッキーだと思ったりする。

わたしの10代を思い返すと、経済的には全然自立できてはいなかったくせに、早く精神的に大人になりたいと思っていた。
全く個人的な嗜好として、本を読み、映画を見、音楽を聴いてそれらの知識が自然に積み重なっていくことが楽しかったし、感性の面でそれらから学ぶことがわたしにはたくさんあった。いろんなものにアンテナを張り、感受性の豊かな人間でありたいと思っていた。
結局のところ、実質を伴わない机上の「精神的な大人」観なのだけれど、それが今もほとんど変わってないという事実がある意味哀しくもあります。
トホホ。

というわけで、山本耕史くんがゲストの回の「真剣10代しゃべり場」を見た感想です。

今回のテーマは「10代は我慢すべきではない」ということで、ロリータファッションに執心する15歳の女の子が提案者だったわけだけれど、この提案者の考え方がどうこうとか、皆の反応がどうこうとか言うよりも、正直言ってわたしを驚かせたのは彼らの繰り出す「会話の音」だった。
もう、わたしは完全に他の惑星から来たエイリアンのように、彼らの会話の1つ1つに耳が釘付けになってしまったのだった。

確かにわたしはもう”若者”ではないし、日本の若者の日常会話を聞くチャンスからも数年以上遠ざかっている。しかし、会話の内容より彼らの口調、言葉の選び方などの「音」としての会話にかなりのショックを受けてしまった。そうか、これが今日のスタンダードなのか。

実はわたしはこういう若者討論番組がちょっと苦手で、耕史くんがゲストでなければきっと見ていなかったと思うのだけれど、見ている途中で目をつぶって、彼らの表情を見ずに会話だけを聞いてみた。
もちろん全員が全員、わたしにショックを与えたわけではないけれど、やはり多くの参加者が使っていた語尾上げ口調や、とりわけ文節が区切れる度に挿入される、「なんか」「なんか」という合いの手(?)は、会話だけを聞いていると本当に耳につく。

えぇ、もう「この年寄りっ!」と罵られても構いません、この会話に反応してしまうわたしはきっと年寄り。
言葉は生き物だし変化していくのが常だとわかっていても、彼らの会話を「音」として聞いているのは(会話の内容とは無関係に)、かなり厳しいものがあった。そういう部分に敏感になってしまうのは、もしかしたら自分が日本の古い文化に縁のある生活を送ってきたということのせいかも知れない。

内容はというと、ロリータファッションに”命をかける”(ロリータも大変なのだな)15歳の少女の、「10代だから、親の庇護のもと好きなことができるのだから、我慢せずにそれを満喫すべき」という話題。しかし後半から彼女がイジメにあった過去へと移り「人を信じる、信じない」論へとスライドしてしまった。
提案者は自分が本来話し合いたかった「我慢すべきではない」という論点に決着をつけることができずに不満が残ったようだけれど、わたしとしては後半の「人を信じることができるか」というテーマの方が面白かったな。メンバーも耕史くんも、彼女に人と向き合うことの大事さや可能性を教えてあげようという姿勢が見えて。

10代で出会えなくても、もっと後になって信じられる人に出会う可能性はたくさんある。運もあれば縁もある。その時にどういう自分であるかが大事なのではないかな。それまでの準備期間に、たくさん悩んで学んで経験を積んで引き出しを増やせるようにしておけば。

討論が終わって、皆がステージを去る時に、耕史くんが(がんばれ、がんばれ、って感じで)提案者の女の子の背中をバシバシ叩いていたのが印象的だった。できるものならわたしはあの女の子になって、耕史くんから背中をバシバシされたいよ。エチュードやって耕史くんに受け止めてもらいたいです。

収録後、「今日ちょっと”人を信じられるか”ってテーマで友達と語り合いたいですね、飲みながら」とコメントしたのが最も耕史くんらしかった。
こういう議論を始めたら、きっといつまでも熱く語ってしまいそうな山本耕史。





















管理者にだけ表示を許可する




| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 fragments  , All rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。