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なかなかわが家にADSLは来ない。
ダイアルアップは切ないなぁ。

新しいブログを始めようと準備しているのだけれど、ネット環境が整わないので長時間インターネットに接続することが憚られ、落ち着いて作業できない。

日本に帰ってきてから何本かDVDを借りて映画を見た。
本当はその感想なんかも新ブログとしてアップしたいのだけれど今の状況では何だか先になってしまいそう。ちなみに見たのは『ココニイルコト』『ロボコン』『サマータイムマシン・ブルース』そして『The 有頂天ホテル』。見事に、そしてさすがに見たかった邦画ばっかり。

ちょっと話は逸れるけれど、ボストン→ロンドン、ロンドン→東京と帰ってくる時にVirgin Atlantic を初めて利用した。いやー、ほんとに快適&ナイス・サービスでVirgin Atlantic のファンになっちゃいました。あんまり快適だったのでこの2路線で映画、見る見る。結局ほとんど機内では寝なかった。
犬童一心の『タッチ』、行定勲の『春の雪』、『ダヴィンチ・コード』、エドワード・ノートン製作・主演の『Down in the valley』、後もう一本見た気がするけど今思い出せない。

折角見た映画の感想を忘れないうちに新ブログにアップしたいのだけれど、今のところそれはまだ先になりそうなので(自分の中の鮮度が落ちないうちに)三谷幸喜の『The 有頂天ホテル』の感想を【番外編】としてアップすることにしました。「終了します」って言っておいてちっとも締まらないんだけれど。



先に結論を言うと、『The 有頂天ホテル』は「期待通り」なのだった。

どういう「期待通り」かというと、映画公開時の盛り上がりとはほど遠い(いま現在の)ズレたタイミングで見ているテンションの低さと、そしてわたしが期待する”映画”と三谷さんの表現したい”映画”にやはり微妙にズレが生じているということが。

当たり前のことかも知れないけれど、演劇は限られた空間の中で、想像力とアイディアを駆使していかに不足した情報を補い、盛り込むかという点に面白さがあると思う。その限られた空間でわたしたちはまったく別の世界へトリップし、そしてその世界を楽しむことができる。
いわば「足し算」になるわけだ。

一方で映像作品は1つの画面の中に山のような情報量が嫌でも自動的に映り込んでしまうから、不必要なものを省いていく必要がある。言葉での説明を不要にするための映像であったり音楽であったりする。何気ない空のカットのインサートが主人公の心象風景を表現することだってできる。たとえば犬童一心の『タッチ』では、長澤まさみが空を見上げる一瞬のカットがとても印象的だった。
過剰な説明を省いて映像や音楽で見せる、いわば「引き算」の表現がうまく作用した時に映画はすごく魅力的になるとわたしは思う。

そこで『The 有頂天ホテル』なのだけれど、三谷幸喜が目指そうとしたことはとてもよく伝わってきて、そして魅力的なオールスターキャストは本当に豪華だったのだけれど、でもわたしには映画としての『The 有頂天ホテル』はそれほど魅力的には映らなかった。

きっとそれはズレたタイミングで見ているからかも知れないし、あまりに見る前から情報をインプットし過ぎていてワクワク感が減ってしまっていたからかも知れない。

でもそれを差し引いても三谷幸喜の映画はいつもわたしに興奮をもたらしてはくれないのだ。なぜだろうと考えて、やっぱり彼の映画がとても説明的だからかも知れない、と思った。”映像で語る”タイプの映画が好きなわたしには三谷さんの映画はとても饒舌に映ってしまう。

この映画にはすごくすごくたくさんの情報と芝居が詰め込まれていて、何だかお腹一杯になってしまうのだ。すごく説明的で整合性があって、余韻や遊びを生む余地を与えない。セリフとして語られない心理描写を映像で表現する、それらが生み出す叙情性や興奮をわたしにもたらしてくれないのだ。

脚本もいつもながら面白かったし、役者さんたちもみんな上手くて味もあった。でもそれに尽きてしまう気がしないでもない。
あくまでも映像から生み出されるインパクトを映画を見る楽しみの1つの基準としているわたしの個人的な感想だけれど。

三谷さんはオールスターキャストが一堂に会する「演技の博覧会」を見せるべく、長回しを多用してそれぞれの役者のシークエンスを途切れなく流れるように見せていた。舞台演出家ならではとも言えるかもしれない。でもそれを果たして映画という媒体で表現すると、三谷さんの持ち味が半減してしまうのではないかなと、とちょっと思ったりもする。

三谷幸喜は大好きで、彼の脚本も彼の舞台も好きなものばかりだ。
でも彼の脚本をTV局の演出家がドラマとして映像化する時と、彼自身が監督した映画を見る時のわたしの楽しみ方は明かに違う。
ネガティブな気持ちは全然ないのだけれど、やっぱり三谷さんは「映像の人」ではないんだよなぁ。
これと同じ感覚は宮藤官九郎が『真夜中の弥次さん喜多さん』を撮った時にも感じたなぁ。

そんなわけで、『The 有頂天ホテル』はわたしが期待した通りなのだった。繰り返してみることは恐らくないと思うけれど、WOWOWで放送されたらやっぱり見ちゃうかも知れないな、という気持ちです。

でも『天国生まれ』だけはさすがに耳に残るなぁ。


【追】
帰国後、兄が撮りだめしておいてくれたVTRをチェックしてたらなーんと三谷幸喜の『いま裸にしたい男たち』が録画されていた!おぉぉぉー!
そして『細野晴臣 イエローマジックショー』と『大村憲司コンサート』も発見。こんなものも録画を頼んでいたのか。多謝!





















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