The Baker Brothersと嵐のCDをレンタルした。
いやぁ、ビックリ!
Baker Bros.の方に、ではなくて嵐のアルバムの方に。
前々から思っていたけれど、SMAPの音楽ブレーンはかなり優秀なスタッフがついているなぁと思っていたけれど、嵐のスタッフも優れた音楽センスを持った人たちだと推察する。
アイドルソングとしてシングルカットされるポップでキャッチーな曲も含め、『いざッ、Now』のアルバムに収録される楽曲のバラエティに富んでいることよ。
Jazzyなものも、Hipなものも、バックストリートボーイズを彷彿とさせるウィスパーコーラスの豊なバラードも、ディスコなものも、ポップスも、どれもが見事にツボを押さえていてしかも完成度が高かった。アルバムのトータル感は減少してしまうけれど、いろんなおもちゃが詰まったような面白さは天晴れ。アイドルアルバムとして簡単に片づけてしまうのは非常にもったいない。
中でも外国ミュージシャンの手による楽曲や演奏はとりわけ耳を惹き、えらくカッコイイアレンジ&演奏じゃないかと思ってクレジットを見たら、ドラムにオマー・ハキムとかベースにウィル・リーとか、すごい名前が連なっていた。
そりゃスゴイって!(笑)
彼らはジャニーズの中ではいち早くラップを好んで取り入れてきたグループだけれど、(ラッパーとしては声質で少し損をしているかも知れないけれど)櫻井くんのラップ詞のセンスに感心する。スタッフが準備したものにただメンバーが歌入れしてリリースする、そういう安易な道を選んでいない姿勢は櫻井くんが全てのラップ詞を自ら手がけていることからも見て取れる。
嵐には大野くんというジャニーズの中でもずば抜けて歌(&踊り)に秀でた存在がいるというのも、彼らの音楽制作面の要として非常に大きいんだろうと思うけれど。
アイドルのアルバムでこんなに感心し楽しんだのは多分初めてかも。普段聴いてる音楽とはかなり違った傾向にあるけれど、『いざッ、Now』にちょっと驚かされたわたしなのでした。
嵐の2002〜2004のシングルベストアルバム『5×5 THE BEST SELECTION OF 2002←2004』発売時のレビューに、まさにわたしが感じたことをズバリ的確に表現された文章があった。
彼らとスタッフの音楽制作に対する意識がジャニーズの中でも極めて高いこと、試行錯誤と洗練の両立を成し遂げてきている特筆すべき存在であること、優れたサウンドメイキング、シングル曲のみならずアルバム収録曲に秀逸なものが多いこと等々。
”音楽に対する意識がメンバー中最も高い櫻井、ジャニーズ・ヴォーカリストの良心・大野、そして優秀なスタッフを中心として目に見えない提携や作家のネームバリューだけに頼らない個性的かつ子供騙しでない高水準の楽曲選びを継続して欲しい”とあって、そうそう、そうです、そうです、と頷いてしまった次第。
現時点での最新作『ARASIC』においてもその方向性を目指しているところをみると(
収録曲「Cool&Soul」の斬新さには驚いた)、やはり単なるアイドルアルバムに留まらない情熱を感じます。アイドルの王道を歩みつつ、そこから常に一つ上を目指しているところがいいですね。