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4/14の正午から、『新選組!! 土方歳三最期の一日』のコメンタリーキャストの販売が始まっていたので、早速購入して聴いてみました。

セルDVDの購入特典として、スタッフや出演者のコメンタリーというのは今やはずせないサービスの1つですが、今回のコメンタリーキャストはなかなか聴き応えがありました。

先日レンタルで見た『青い春』にも豊田監督と出演者たち(松田龍平、新井浩文、大柴裕介、高岡蒼佑)のコメンタリーがついていたので聴いてみましたが、監督も含めみんなの年齢が近いせいか、ハッキリ言って高校の昼休みに教室や学食でワイワイ喋っているような内容だったため、これと比較すると今回のこの『新選組!!』のコメンタリーの情報量のはすごいです。

この特典を利用しようとする人が何を聴きたいと思っているか、という配慮がもう、全然違う。ひとつはこのドラマの作り手の”熱さ”というのが元来並々ならぬものがあるからだとは思いますが。

以下は内容に触れているので、これから聴こうと思っている方はご注意ください。


とりあえず、コメンタリーを聴くにあたって映像と共に聴かないとよくわからないだろうと思ったので、まずはラップトップをリビングに移動し、DVDプレイヤーに『新選組!! 土方歳三最期の一日』のDVDをセットし、コーヒーを入れ、出来上がるまでにトイレにも行って、万全の体制で臨みました。
ちゃんとドラマがスタートする前にカウントダウンが始まって、時報みたいなサインが鳴り、そこから映像と湖面タリーを同時スタート。

まず意外だったのは、三谷さんのコメントを聴いてると意外に三谷さんは演出プランを知らなかったんだなぁということ。もっと吉川さんたちといろいろと話し合っていて、演出に関してももっと関与しているのかなと思っていたけれど、ホンを書き終えたら後は本当に演出家にお任せしているんだなぁ。

三谷さんは何かにつけて目立ってしまうから、どうも彼がドラマの全てに携わっているかのように思ってしまいがちだけれど、吉川さんに対する「これはどこで撮ったんですか?」「これはセットですか?」「これはどうしてこうなったんですか?」なんていう素朴な質問を聞くと逆に何だか「あ、そういうのは三谷さんは知らないんだ」と、ちょっと新鮮な驚きでありました。

以前に別の回のポッドキャストを聴いたことがあるのだけれど、演出の吉川さんは滑舌よく、アナウンサーのように声も通って、お喋りも滑らかで上手なので聞いていて安心感がある。ちょっと山下達郎のしゃべり方に似てる。(笑)
そして何より彼の『新選組!』というドラマに対するこだわりの数々が聞けて面白いです。

このドラマをお正月以来全く見返していなかったから、今日3ヶ月ぶりぐらいでもう一度見たわけですが、コメンタリーを聞きながらもう1つ思ったのは、視聴者(わたし)は思ったほど作り手の演出プランをわかってなかったんだなぁ、ということ。(笑)
吉川さんは「10回見て10回目にわかる、というように作ってみた」って仰ってたけど、確かに彼のこだわりの数々は至ることろに見られました。

市川鉄之助を演じた池松荘亮くんをまた「可愛い」「いいよねぇ」と絶賛のお3人。特に耕史くんの彼への寵愛ぶり(?)は健在でした。(笑)

そして試衛館ズのシーン。
近藤の不在について、三谷さんはやっぱり『ゴッドファーザー Part II』 を意識してたんだなぁ。あのラストシーンをここでもイメージしてたと。

それにしても三谷さん、照英さんのことを話してて何度も「島田さん」って役名で呼んじゃうのが笑っちゃう。
他にも聴いてていくつか吹いてしまうポイントがあるけれど(たぶんみんな同じ部分で笑っちゃうんじゃないかと思いますが)愛之助さんのアップのバックで三谷さんが

愛之助さんって、ちょっとライオンの赤ちゃんに似てる感じが…

と言ったのには大笑いしてしまった。 あと、

京本正樹もビックリ…だね

っていうの。(笑)

後半になるとあのディスカッションの場面が続くので、吉川さんと耕史くんの撮影苦労話が登場しますが、見ている方としては実はそれほど「1シーン1カット」へのこだわりというのは気になっていなかった。
これは作った人(見せる側)にはガックリくる話かもしれないけれど。

ドラマの流れを止めないでずっと撮影するから、自然に役者の方の感情の高まりや偶然性が映りこみやすく、面白いシーンが撮れることが多いのだろうと思うけれど、何というか、実は作り手が出したい効果がこれによってどこまで見ている側に伝わっているかというのは、意外に難しいんじゃないかなぁと思ったりもする。

例えば『流山』での有馬藤太と近藤の対峙シーンではこの1シーン1カットによって、あの張りつめた緊張感がものすごく生きてて、あれは『新選組!』のエピソードの中でも出色のシーンだったと思うんだけど、そう言えば確かあの回の演出も吉川さんのでしたね。(笑)
でもあまりに「長回し」を多用すると違和感なく溶け込んでしまってその効果が生かされないんじゃないかと。
そんなわけで、わたしの場合は「ここぞ」という時以外に「長回し」を使って演出されていても(作り手が意識しているほど)あんまりそれを意識してない、ということに改めて気がつきました。
これはやっぱり演出家のコメントが聞けることの醍醐味ですね。

それにしても、ものすごく多くのシーンで合成と映像の特殊技術が使われてたんだなぁ!吉川さんの「ここも合成ですね」「ここも消しました」「これも消しました」というのを聞くと『新選組!』もお金かかってるなぁ。(笑)

今回コメンタリーを聞いての発見は、全編に渡る吉川さんの演出意図として、太陽や空、月の映像インサート、俯瞰での画などが「天国の近藤勇からの視線」として、「天上から土方を見下ろしている」ということを意識してのものだったということ。なるほど。
そして土方の最期の彼の微笑みも、かっちゃんの「トシ…《次に何をしようか?》」の、《次に何をしようか》 への返答の微笑み、というのがわかって収穫でした。
わたしは単純にかっちゃんと再会できたことの喜びの笑みかと思っていたので、香取くんの、セリフにはなかった《次に何をしようか》という気持ちにの方に、ここで耕史くんが応えていたという演出が心憎かったです。

今回このコメンタリーを聞くにあたって、もう一度『土方歳三最期の一日』を見たわけですが、コメンタリー・メインで見たこともあるためか、やはりドラマとして何度も見返したい、という気持ちには正直ならなかった。
かといって、このドラマが全くつまらないわけではなくて、ただ『新選組!』49話への思い入れがあまりに自分の中で強すぎるために、その気持ちとこのSPへの思いとのギャップがあまりにも大きい、というのもあるのだけど。

コメンタリー最後に、耕史くんが収録日の少し前にまた第1話を酔っぱらって見た、という話を聞いた三谷さんが呆れて、

「僕はあのぅ、山本耕史がいまだに第1話を見てるというのが、嬉しくもあり、ショックでもあると」

と語っていたのが可笑しかったです。
コメンタリーキャスト、情報量てんこ盛りですごく聴き応えのある90分でありました。これはお買い得ではないでしょうかね。





何気なく懐かしの(?)「Shinsengumi Express!!」のサイトを見たら、新しい情報がポストされていた。

発表! 新企画は「新選組!!コメンタリーキャスト」ダウンロード販売!!!

これは4月21日の『新選組!! 土方歳三最期の一日』のDVD発売を記念して、DVDには未収録の耕史くん、三谷さん、演出の吉川さんのコメンタリーを、4月14日から「Shinsengumi Express!!」のサイトでダウンロード販売する、というお知らせ。
内容は、

  タイトル:「新選組!!コメンタリーキャスト」
  出演:山本耕史、三谷幸喜、吉川邦夫
  発売:平成18年4月14日(予定)
  価格:525円(税込み)
  ファイル方式:WMA(ウィンドウズメディアオーディオ)(音声のみ)

だそうです。
なお、この発売に先立って20名のブロガーモニターが募集され、皆さんのブログで一足先に聞いたこのコメンタリの感想を発信できる、と。4月10日(月)が締め切りだそうです。ただし、認証のために@niftyIDの登録(登録・月額基本料金無料)が必要なようですが。



525円かぁ。
これぐらいなら払っても聞いてみたいな、という微妙な線をついた額。(笑)

先日電話でうちの母上と話をしていたら、頼んでいなかったのにも拘わらず「サントラ第2弾はもうレコード屋さんに予約してあるのよ」と言ってわたしを驚かせました。
す、すごーい! そしてこれは嬉しーい!ありがとー。(涙)
『歳三最期の一日』のDVDは買わないかも知れないけど、サントラはどうしても聴きたいのよーぉ。

でも母が言うには、「予約の人は4月11日発売だけれど、10日から引き取り可能だって言われた」とのことなのだけれど、どこをどう探してもサントラが「4月11日発売」とは書いてないんだな。
「発売は4月21日じゃない?どこも21日になってるよ」と確認しても、「でも予約の人は10日からOK、って言われたのよぉ?」と。
ほんとですか?

どちらにしても間もなくサントラが聴けるというのはものすごく嬉しい。
きっとまた当分の間『新選組!』サントラがヘビロテになること間違いなし。

K氏、『MusiG』と『サラリーマンNEO』はどうだった?
『きよしとこの夜』の耕史くんの放映日は決まったんだっけ。
『マチベン』の第1回は面白かったのかな。

なんだか久しぶりに「新選組!」な夜なのでした。




今日は日曜で、朝インターカムが何度も鳴った。
日曜の、しかもこんな朝にインターカムが鳴る理由はたった1つだ。

わたしはそれが誰で、何の用件かも知っていた。
恥も外聞も忘れて起き抜けのボーっとした眼鏡姿で猛ダッシュ!
えへへへへ、もう顔がにやけてしまいます。
だって、ブツが何だか見当がついてしまっているから。

えへへへへ、それは日本から送られてきた『新選組!!』なのに違いなかった。もし違ってたらわたしは立ち直れないぐらいドーンと落ち込んだ日曜を過ごさなければいけなかった。
でも、それはやはり紛れもなく『新選組!!』DVDが入ったEMS便だったのです。 

ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ。   

開封したら『新選組!!』以外にも『紅白』と『新選組!総集編第1部〜第3部』のDVDが入っていた。
あぁ、どうも有り難う! Thank you sooooooooo much !!!

しかし、わたしは友人のサプライズ誕生パーティに出るために午後から出かけなければ行けなかった。
あぁ、こんな時に!
わたしはじっくりと『歳三最期の一日』を見たいのよ!
もう我慢も限界なのよ!待ちに待っていたのよ!

というわけで、やっぱり好きなものを我慢することのできないわたしは、まずは一度…と、やらなきゃいけないことも放っぽらかして、カウチにドーンと陣取ってスピーカーの音をデカくして見てしまった。
幸いルームメイトは外出していたので、万が一ボロ泣きしても大丈夫。ちゃんとティッシュも用意した。

いざ。


このエントリを書く前にもう一度落ち着いて見直した。
そうしたら1回目と2回目に見た時の印象がずいぶん変わってしまった。1回目に見た時には感じなかったことが、2回目ではすごく深く感じられたりした。もしかして、3回目を見たらまた違う感情が湧いてくるかも知れない。やはり三谷さんの作品はスルメみたいに何度も味わうことで深みが増すのかな。

なので感じたことをダラダラと書き綴ることになると思います。
見ながら気がついたことをメモしていたら、かなりの枚数になってしまい、そしてそれらをとても上手くまとめて書くことはできないだろうと思うので…。

まず、続編であるけれど、わたしはこのドラマを本編の『新選組!』とはまた別の視線で見ていた、ということ。
もちろん設定も登場人物の多くも『新選組!』から継承されているのだけれど、作品に漂う空気は全く違ったものになっていた。
それは三谷さんもインタビューで語っていたように、「ハードな内容、漢のドラマ」になっていて、試衛館ズのメンバーを中心に、彼らを愛し、彼らを追ってって見ていた頃とは当然違ってしまっていた。

京で活躍していた頃の新選組とはすでに違うことぐらい、本編の後半でも嫌というほどわかっているはずなのに、それでもつい続編にあの頃の興奮を求め、期待して見ている自分がいたりして、ドラマが始まってこの寂寥感溢れる空気にもう同じテンションで見ることは
できないのだ、これは別のドラマなのだということを感じずにはいられなかった。
きっとそれはわたしが土方が北へ転戦してからの史実を勉強しないまま見ているからだと思う。もしこの頃の史実を深く知って見ていたら、また見る気持ちも違っていたかも知れない。

オープニングのナレーションが終わって「正月時代劇」というタイトル画面が挿入される、その次にあの「♪タータラッ タタタ タタタ タタタッ…」のタイトル曲が始まることを期待してしまって、「あぁ、流れないんだ…」と気づくわたし。2度見て2度ともそう思ってしまった。

時折新選組の全盛期の頃の話が出て、「池田屋の時は…」なんて語られても、彼らがものすごく遠い昔の話をしているような、歴史的な話をしているような気持ちになって、1、2年前の出来事を語っているように感じられなかった。それほど時代の流れがものすごい勢いで変わっていたということなのだろうか。

土方が市村鉄之助を呼んで自分の遺品を託すところ、ここは「流山」で近藤が周平に「土方が会津に行ってもお前はついて行くな」と諭した場面を連想させた。
子を守る親の心―これは全く自然に土方にも湧いた感情なのだろうな。

それにしても、本編からの音楽が流れるだけで、数々の名場面が思い出されて、ドラマのトーンも舞台も本編とは全く違っているのに、音楽が流れるだけでアッと言う間に頭の中が本編の映像とリンクしているのには自分でも驚いた。

あ、この音楽は総司とおひでちゃんの切ないシーンだ、あぁ、あれは源さんの最期の瞬間に流れる胸を打つ音楽(「サントラ?」切に希望)だ、あれは総司が山南さんを追って街道を馬で草津に向かっている時の音楽だ、これは13話の山南さん vs 村上周五郎の時の一触即発の時の音楽、あ、これは近藤と甲子太郎の会談の時の……
そんなことがいちいち頭をよぎった。
続編のテーマとして確かに「ゴッドファーザー Part?」から抜け出たような音楽が新曲として書かれたけれど、わたしの涙腺を常に揺らしていたのはやはり本編に登場した名曲の数々でありました。

待ちに待った試衛館ズの回想シーン。
見る前、わたしはもっとワクワクするだろうと思っていた。
「あぁ、でたぁぁぁーっ!」って声に出しちゃうくらい、彼らが一堂に会している場面を興奮を持って見るのだろうと思っていた。

でも実際は違っていました。
確かに総司も、山南さんも、永倉も、左之助も、平ちゃんも、源さんも、みんなみんな揃っていたのに(残念ながら永倉と左之助は別録編集でしたが)、すでに彼らが京に上る前の試衛館ズだと認識させるのに、わたしにはちょっと努力が必要だった。
藤原くんの総司も、明るく屈託のない若き日の総司を演じていたのに、当時の総司よりも少し痩せて精悍な顔つきになっていてりりしさが増した藤原くんは、京に上ってからの「富士山と高尾山」談義の頃の総司ですらないように見えた。

これはひとえに藤原くんの個人的成長の産物なんだろうけれど、それは山南さんにも感じたことで、山南さんの答えそうなことを山南さんが語っているのに、堺さんの声のトーンは以前より低くめに感じられ、やはり「あの頃の試衛館のまんま!」と手放しで振り返ることができなかった。これは山南スマイルが少なかったからかな?
これは2回目に見た時より強く感じられた。
やはり近藤さんの不在・喪失感というものがいかに大きいものかというのが、この幸福をもたらすはずのシーンで感じられ、すごく楽しみにしていた反面、余計に寂しさが増したというのもあったのかも知れない。

芝居に関してはやはり藤原くん、ダントツで場をさらってました。
昔「新選組!」の終わり頃、隊士がみんな死んでって寂しくなった竜也くんが、飲んでる席で三谷さんに「もう一度この3人(土方・総司・山南)を揃って出して下さいよ」と懇願し、三谷さんも書いた(らしい)けれど割愛されてしまったという話があったから、三谷さんは竜也くんのリクエストに続編で応えてあげたのかも。

わたしが続編でもっとも涙を流したのはやはり佐藤B作演じる永井様と土方の場面。

「オレが何のために今日まで生きてきたと思うんですか!全ては近藤さんの無念を晴らすため。近藤勇を罪人のままにしておくわけにはいけなかったからです。今、薩長に白旗を上げたらオレは何と言って詫びたらいいですか!」

「ごめんなさい、でいいんじゃないか?それで怒るような近藤さんじゃないだろう?」

この場面にね、あの源さんが息を引き取る時の音楽が流れるのですよ。もう、わたしはこの音楽に泣いてしまった。この音楽が流れると自然に「涙スイッチON」なのです。

ここは耕史くんもB作さんも渾身の演技でした。泣けました。
この永井様と土方のシークエンスは、板橋に拘束される近藤を助けるため、土方が勝海舟に助けを求めに行った時、「近藤を助けになんか行くんじゃねぇぞ、薩長の恨みを一身に受け止めることのできる男は近藤以外にいるわけがねぇじゃねぇか」と諭される、あの場面と同じですね。
無駄に死んではいかん、これからのために生きねばだめだ、と。

それにしても筒井くん演じる容保様はやはり殿様に見えなかったな。カジュアルで。(笑)
オダギリくんとの3人の会津のシーンも、試衛館ズ同様、サービスカットでしたね。

土方が榎本に会わせろ、と五稜郭に押し掛けてくるところ、大鳥とのやりとりは最も壬生浪士組時代の土方を感じさせる場面だった。

「最悪の場合を考えるのが”策”ってもんじゃねーのか!」

これは池田屋の直前の群議で近藤に会津への支援を助言する山南さんに、「戦の前から負けることを考えていてどうする!」と反論する土方を、「あらゆる事態に備えて策を練っておくのが軍議ではないかぁぁぁーっ!」と山南さんが声を荒げて一喝したあの一件を、土方がちゃんと胸にとどめていたという証拠なのですね。

土方が官軍に対する桶狭間の戦法を披露した時も、試衛館時代の「最強の生き物談義」の鵺を例に出して「薩長、土佐の寄せ集めの”鵺”を倒すのは人間だ」と話す土方。山南さんの「一番恐ろしいのは人ではないでしょうか」という言葉を昔の土方は「そんな〆方でいいのか」と吐き捨てていたけれど、ちゃんと心に留めていたんだ。

今回何かにつけて山南さんの名前が登場するのは、本編で土方の言葉としては出てこなかった、恐らく土方が最も悔いたであろう山南さんの死というものを彼がどういう風に受け止めていたのかということを知らせる場でもあったんだなぁ。

登場人物の服装も面白かった。
彼らの衣装が、彼らがどのくらい時代の変化を受け容れているかというバロメーターになっていて、その違いが興味深い。
榎本は断髪・洋装・口ひげ。
土方は断髪・洋装、でも帯刀。
大鳥は洋装なのにちょんまげ。
永井様に至っては全くもって徳川幕府のまんま。当然か。(笑)

「西洋カルタをするのに食べやすいものを、ということでサンドウィッチが作られた」という蘊蓄を披露する榎本、これは「王様のレストラン」で千石さんが言いそうなネタだなぁ〜、なんて思いながら見ていた。
全く喜劇作家・三谷幸喜を出さない(異色の?)シリアスな続編で、この部分はちょっと三谷幸喜を感じました。
それにしても愛之助さんの江戸弁?というのは何だか不思議な感じだ。
仕事の関係で、むかし夏の公演の時に時々楽屋付近で愛之助さんをお見かけした。上方歌舞伎の若手のホープでとても柔らかいお顔の印象があり、宣材の写真もすごく男前で一際目立っていた。
あの愛之助さんが『新選組!!』に出てるんだなぁ。何だか感慨深いものが。(笑)

榎本と土方の軍議の場面で、実はその場に隠れていた大鳥を引っ張り出す方法も、「ではここは本人に聞いてみるとしよう」といって登場させる「避けては通れぬ道」の芹沢鴨の時と同じパターンを踏襲していました。これもちゃんと本編を意識してのことだったのかしら。

わたしはドラマを見る前に、勝手にこういう風に土方は死んでいくんじゃないだろうか、というイメージを作り上げていた。こういう風だったらいいのに、という希望もこめて。
でもわたしが想像していた以上に最期はアッサリとしていた。
すごくドラマチックなものを勝手に想像していた。もっと泣くだろうとも思っていた。でも三谷さんはそんなに大仰には描かなかった。すごくシンプルだった。

力尽きて倒れる土方。山南さんを失った後に縁側でかっちゃんとグダ泣きした時の音楽だ。
雲から差す陽の光。
「流山」の時の最後に流れるレクイエム。
仰向けに倒れる土方の顔の前にのぞき込む近藤の最期の顔。
笑顔で応える土方。

ずっと「近藤さん」と呼んでいて、たった一度だけ、近藤の前でだけ呼ばれる「かっちゃん」。
ファンはこの言葉がどれだけ思い入れの深い言葉かを知っている。

自分で勝手にイメージしていたものがドラマチックなものだっただけに、1回目に見た時はなんてアッサリした最期なんだろうと思った。だが2度目に見た時、ここでボロボロボロボロと涙が出てしまった。
何度も見直して、そしてまたボロボロと泣いてしまった。
このシーンをドラマのエンディングにもってくることもできただろうけれど、希望の残る終わり方が選ばれた。
池松壮亮くんがただひたすら、姿が小さく小さくなって豆粒みたいになるまで広い原野を駆けていく。

実はこのエンディングも一度目に見た時はピンとこなかった。テーマ曲も「ここで流れるの?」という感じだったのだ。
え、こういう終わり方なの?テロップの出し方もスピードも、大河のに慣れているからちょっと違うんだよなぁ、なんて思っていた。
でも2度目に見た時はテーマ曲のタイミングも、バックの映像も、こういう終わり方でいいのだと思えた。
「友の死」の次の回が「寺田屋大騒動」の時みたいに。

もう一度見たら、また違う印象を持つような気がする。
なんだか不思議なドラマだ。ボディブローのようにジワジワくる。
そうしてわたしはまた『新選組!』が見たくなる。

幸い続編と共に総集編のDVDも届いたぞ。
本当は本編を全部見返したいところなんだけど、総集編でも嬉しい。

また睡眠不足の日々かも。

 

 





三谷さんの「ありふれた生活4」と「新選組!! 土方歳三最期の一日」の完全ガイド、TVnavi などが届いた。
気分は嫌が上にも「新選組!!」続編に向けて盛り上がる。
でも「ありふれた生活」は読みやすいから、アッと言う間に読み終わってしまって、もっと読みたくて物足りない。

「Shinsengumi Express!!」にも必死でついていき、トークショーのレポートもなるべく拾う…しかし続編の内容に触れる部分はなるべく読まないようにしてドラマを見るまで緊張感を保つ努力をしなければ。
そのために、元旦でのハイビジョン&1/3の地上波放送日以降のファンの皆さんのブログでの感想なども避けて我慢しなければ。うーん、試練の道のりが待ってるなぁ。

もう、放映まで一週間を切ってしまった。
続編撮影時に耕史くんがいかに土方とシンクロしていたかというような話も何度も読んだりTV録画を見たりして知っているけれど、それでもきっと放送を見たら彼の言っていたことがもっと実感されることだろう。


visual book完全ガイドも、続編の内容に触れるところは飛ばして読んだ。
昨年の大河をリアルタイムで見ていなく活字媒体はことごとく逃してしまったわたしにとって、TVnaviでの「新選組!」関連の記事を再録してくれているのは殊更に有り難い。わたしには今更ながらにとても新鮮。残念なのは香取くんの対談が収録されていないこと。再録について権利関係の問題でも発生するのだろうか。
あれだけ昨年は雑誌にたくさん出ていたのに、このガイドにはどんなに小さなものであっても香取くんの写真は一枚たりとも登場しない。ここまで徹底されると、何だか悲しくなってしまう。編集部もさぞかし残念だっただろうなぁ。

mamiさんの「日々これ日常」でも触れられていたけれど、三谷さんへのインタビューの中で、香取くんが「山本耕史の土方歳三が死ぬ話だから、自分はどうしても最期、耕史君の側にいてあげたいし、迎えにいってあげたい、手を取ってあげたい」と言っていたことを語っていて、本当に涙が出そうになってしまった。
香取くんのこの言葉に、ジュノー・シュウォークの珠玉の名作「ある日どこかで」のラストシーンを思い出してしまった。

心に残るラストシーンを持つ映画はたくさんあるけれど、この映画のラストシーンほど美しく心を打つエンディングをわたしは知らない。
この映画を初めて見終わった時、わたしはしばらく放心してしまって現実世界に戻ってくることができなかった。
もしかしたら「新選組!!」の最後も、こんな風に悲しみの訪れと同時にその何百倍もの幸福感が訪れるものなのかも知れないと勝手に想像している。

無性にまた「新選組!」が見たくなってしまい、前半の15話分を借りてきてしまった。『もう一回見る「新選組!」短期集中講座 in Boston』 です。

あぁ、改めて、第一話の香取くんも江口っちゃんも、勘太郎くんもみんな痩せてる〜!
試衛館の頃のエピソードは本当にどれも皆キラキラと輝いている。
みな若く、そして希望と活気に満ちあふれている。

今もう一度見ると、冒頭の桂小五郎探索のシーンでのキャラクター設定が微妙に後の完成形とは違っている。
総司のあの「羽織の汚れない人の斬り方」のエピソードから伺える総司のキャラクターも、もし実際に半年後の池田屋の回の周辺にはめ込んだとしたら、芹沢鴨との出会いと別れを乗り越えて人間的に成長した総司とはあまりに違いすぎる(幼すぎる)。

斉藤一も、軍議の輪から離れて奥に一人座っている様子は変わらないけれど、土方に「斉藤、聞いてるのか」と一喝され、不気味な殺し屋のようにニヤッと笑う斉藤の人間像は、寡黙ながら忠誠心に厚く情にあふれる斉藤一を知ってしまっているわたしたちには違和感があるはずだ。

それだけ三谷さんの人間観察と、それを体現する役者の役への理解と愛情、そしてそこに費やされた時間がどんどんと物語を動かしていったんだなぁ。
何というか、このドラマは出来上がって提供されたものを観客のわたしたちが客観的に見ているというのではなく、彼ら作り手の熱と姿を目の当たりにしたわたしたちもこのドラマに参加せずにはおられないような、そんな風に見ている人に働きかけてくるパワーがある。それがきっとわたしがこのドラマが大好きな理由の1つだろうと思う。三谷さんの作品に対する愛情の深さと人間性を感じずにはおれない。

それにしても、前半、香取くんの、セリフを言う前にちょっと(あるいは大きく)息を吸い込んで一瞬目をつぶって話し出すクセがとても目につく。途中から気にならなくなったから、意識して出ないようにしたのかも知れないけれど。ほんとに慎吾ちゃんの成長ぶりが刻まれたドラマだなぁ。

返却するまで、また心に焼き付けるように見返している。
あぁ、早くDVD-BOX買いたいなぁ。そしたら心おきなく見返せるというのに。
「多摩の誇りとは」の最後の近藤の満面の笑顔にまた涙。

ほんと、こんなに面白く、そして心動かされるドラマを見逃している人は本当に損をしているぜ!としつこく書いておこう。(笑)





アカリさんの「天真爛漫」のサイトにあった「新選組と大河組!好きに50の質問」について、回答を考えてみました。
これは何となく、自分の「新選組!」への思いを振り返ってみる、という意味合いもこめて。

 


【新撰組好きに50の質問】

1■お名前を教えてください。

    elsur です。(細かいことですが"el sur" が正しい表記です)

2■PNの由来は何ですか?

    大好きなビクトル・エリセの「エルスール」というスペイン映画のタイトルに       
    由来しています。ちなみにスペイン語で「南」という意味です。

3■いつから新撰組ファンですか?

    史実の新選組に関しては特に熱心なファンではありません。幕末に名を
    馳せた歴史的な集団という認識の域を出ておりませんが、ドラマの「新選
    組!」を見たのは今年(2005年)の7月半ばです。

4■ファンになったきっかけはなんですか?

    ドラマに関して言えば、もともと三谷幸喜さんが好きだったから興味があっ    
    たのと、ドラマ49話を全て見たい!と思った決定的な理由は、見て見よう         
    かな、と思っていた時にどこかのサイトで最終回の最後の近藤セリフを香    
    取くんがどういう心境で演じたかというのを読んで知った時に、「あぁ、これ    
    はすごいなぁ!」と思ったからです。なので、最終回のあの最後のセリフを
    一番最初に知ってしまってから見たのでした。

5■新撰組の小説って読みますか?

    まだ読んでいません。
    「燃えよ剣」と「新選組血風録」は読んでみたいです。

6■大河ドラマの新選組の関連本買った?

    買っていません。

7■忠実で一番好きな隊士は誰?

    ? 

8■大河で一番好きな隊士は誰?

    一番を選ぶのは難しいなぁ。
    香取慎吾くんの近藤勇、藤原竜也くんの沖田総司、堺雅人の山南敬助、
    かな。

9■大河で好きなシーンはありますか?

    もちろん、山ほどあります。

10■「ある」と答えた方、それは何処?

    12話:京へ出立する浪士組を見送るツネに一瞥を送る近藤
    13話:山南さんと村上俊五郎が対決するところ
       〃  鴨の焚き火を消した後に試衛館のみんなが近藤に「1,2の3」で水
         をかけるところ
    25話、28話、32〜34話全部。 
    30話:土方と総司の俳句コント
    39話:総司×斉藤の「今夜のあなたには殺気がない」
     〃  左之助とおまさの結婚報告
    40話:平助と総司の対話
    47話:土方の洋装解説
     〃  総司とおみつの対話
    48話:有馬×近藤、近藤×加納
    49話:ラストシーン&カーテンコール&ダブルコール

11■泣いてしまったシーンはありますか?

    これも山ほどあります。

12■「ある」と答えた方、それは何処?

  • 恐らく一番泣いたのは32話「山南脱走」〜「友の死」
  • 思わず泣いてしまったのは45話「源さん、死す」で島田が「婆ちゃんが言っ
    てたんだ、そんなんじゃダメだ!もっと強く抱きしめなきゃダメだ!」と叫ぶ
    ところ
  • 同じく45話で幽霊となった源さんが近藤の目前に現れ、それに気づいた近藤の「…源さんすまなかった、こんなところまでつきあわせてしまって…」の場面
  • 48話のラスト
  • 最終回でカーテンコールが始まった瞬間

13■三谷幸喜氏の脚本はどう思いますか?

    三谷さんはやはり舞台の人なので、観客がいて芝居が成立することを常             に意識していて、(そしてそれはTVでも同様で)視聴者への(三谷さんから
    の)愛情が作品に溢れていて、こちらからも愛情を示したくなってしまう脚
    本になっているところが好きです。
    自己満足に終わらずに、見ている側とのキャッチボールを大切にしている
    点が三谷さんらしいと思います。         
    
14■あなたのまわりに大河や忠実の新撰組ファンいますか?

    確実に2名に布教(?)しました。

15■新撰組を好きになって変わったことってある?

    インターネットの検索時間が長くなりました。(情報収集のため)

16■史跡って行ったことある?
   
    残念ながらありません。出身が関西なので、せめて京都の縁の地は訪れ
    てみたいです。    

17■「ある」って答えた方、それはどこ?

    N/A

18■あなたは新選組に入隊したいですか?

    遠慮しておきます。根性ナシなので。

19■もしも!入隊できるとしたら役職はなにがいい?

    字を書くのが得意なので、書記とか立て札書かせたりすると役に立つと思
    います。

20■日本は好きですか?

    好きです。 自分の国が好きじゃないというのはちょっと悲しいことです。

21■和の心はありますか?

    「和」というのが「和風」という意味なのであれば、かなりある方だと思いま
    す。

22■侍魂はある?

    侍魂というのはないと思いますが、時折その精神性に気高さを感じること
    はあります。

23■武士に憧れる?

    特に憧れはないです。

24■大河新選組!の近藤勇(香取)の印象は?

    人間的大きさ、懐の深さを感じさせてよかったです。(演技の)技術的なも
    のを越えていたと思います。

25■大河の土方歳三(山本耕史)の印象は?

    一環して近藤への友情、信頼を貫き、固い信念を見せた演技は素晴らし   
    かった。彼のこれまでのパブリックイメージを覆すに十分すぎる快演でし
    た。

26■大河の沖田総司(藤原)の印象は?

    若さ、屈託のなさ、純真さ、前半の「新選組!」において総司の無邪気さ
    や少年性が光れば光るほど、後半(芹沢鴨暗殺や池田屋事件以降)
    の病から得たある種の人間的成長が際立って素晴らしかった。
    細やかな表現を存分に見せた藤原竜也くんに脱帽です。
    本当に上手い!上手すぎる!

27■大河新選組!で出番はあまりなかったけど良かった俳優さんは?

    松本良順先生を演じた田中哲司さん。良順先生は知的で紳士でカッコよ 
    かったです。
    それから、中岡慎太郎を演じた増沢望さんも少ない出番ながら印象的で
    した。

28■大河組!でよかった女優さんは?

    ツネさんを演じた田畑智子さん、明里を演じた鈴木砂羽さん、おみつを演
    じた沢口靖子が好きでした。

29■新撰組グッヅもっている?

    持っておりません。

30■個人的に「新選組」「新選組」どっちがしっくりくる?

    「新選組」

31■新選組漫画持ってますか?

    いいえ。

32■「もっている」と答えた方、それは何て題名の漫画?

    N/A

33■大河で隊士を演じた方々の印象を聞きます。まずは山南敬助(堺雅人)の印
   象は?

           
    これだけ視聴者を役に感情移入させるキャラクターを創り上げた堺雅人
    はすごいな、と思います。
    これから山南敬助を演じる俳優さんは、常に堺さんと比較されることにな
    るのでしょうね。

34■斉藤一(オダギリジョー)の印象は?

    何とも言えないオーラを発する「斉藤一」像を創り出したと思います。
    彼が見せてきた数々の忠誠心と不言実行の姿は、総司の「わたしはあな
    たのような剣士になりたかった」というセリフを十分に納得させるものがあ
    りました。
    時折見せたシャイな部分(34話で凹む、39話で無言でモアイ像を差し
    出す等)に彼の人間性が現れていて、斉藤を愛すべき人物にしたと思い
    ます。

35■永倉新八(ぐっさん)は?

    「漢」!という感じ。
    曲がったことは受け容れられず、その分フレキシブルではないけれど、情
    に厚い男。そして仕事はきちっりこなす男。カッコよかったです。

36■藤堂平助(中村)は?

    「新選組!」を見ていて「へーちゃんを嫌いな人はいないんじゃないか」と
    思うぐらい、愛すべき藤堂平助でした。彼の素直さ、嘘のなさは総司とは
    違った意味で(コンプレックスを抱えた弱者だけれど、それ故に感情移入
    できるという点で)物語を救っていたように思います。

37■伊東甲子太郎(谷原)は?

    したたかさが溢れていて、いいですねぇ。あの谷原さんの声は反則です。
    近藤との和解(?)後、もし彼が生きていたらどういう人生を辿ったかを
    見てみたい思いにかられます。くそぅ、鍬次郎、余計なことを!

38■井上源三郎(コバさん)は?

    いてくれるだけで皆が心安らぐ存在を楽しそうに演じていたのが印象的で
    した。
           34回「寺田屋大騒動」はあなたの回です!

39■原田左之助(山本太郎)は?

    正直言って、ちょっとはしゃぎすぎの感がありました。 
    憎めないキャラクターであるのはわかっているのですが…。
    でも25回で山南さんを救った時の彼にはシビレました。

40■洋装土方、和装土方、どっち派?

    和装土方を見ている時間が長かったから、和装の方かな。

41■大河キャストが出演しているTV番組何か見た?
  
    後追いで頑張って探し出して見ました。バラエティが多かったけど。
    「どんとこい」と「スタパ」「はなまる」が見られないのが本当に残念。

42■次の言葉で連想することを答えましょう。「試衛館」

  • 江戸
  • 周斎先生
  • 納豆  

43■「志」

    高く

44■「誠」

    新選組
    近藤勇

45■「剣」

    沖田総司

46■「大河ドラマ新選組!」

    今やわたしの検索ワードの常套句

47■はぃ、では大河組!の個人的な名台詞は?

    山ほどあって数え切れない…

    近藤: 「皆それなりにアリガトーッ!」
    土方: 「待たせたな!」 「やっちゃったのかーっ?!」
    総司: 「今夜のあなたには殺気がない」 「わたしは何て運がいいんだろ
         うって…」
    山南: 「採用です!」 「己の信ずるところに従って生きてください」 「わ
         がままを言うなーっ!」 
    お孝: 「人の値打ちは自分で見て決めなあかん!」

48■大河ドラマ新選組!に一言!

    何度みても飽きない。大好きです。

49■忠実の新撰組に物申す!

    N/A             

50■最後に忠実でも大河でも新選組をスキな同志に一言!

    また「新選組!」を楽しめる、その反面、もう本当に最後なのだという寂し
    さもあって、見たいけど見たくない、知りたいけど、その最後を知りたくな
    い、というような複雑な心境なのが正直なところ…。
    それでもやっぱりみんなお正月、すごくドキドキしながらNHKにチャンネル
    を合わせて、あのテーマソングが流れるのを待つのでしょうね…。

 





NHKのドラマ公式HPでもようやく続編キャストが発表になりました。


 【土方歳三】…山本耕史さん
 【榎本武揚】…片岡愛之助さん
 【島田魁】…照英さん
 【尾関雅次郎】…熊面鯉さん
 【相馬主計】…小橋賢児さん
 【蟻通勘吾】…山崎樹範さん
 【山野八十八】…鳥羽潤さん
 【市村鉄之助】…池松壮亮さん
 【永井尚志】…佐藤B作さん

 【回想シーンで登場】

 【沖田総司】…藤原竜也さん
 【藤堂平助】…中村勘太郎さん
 【原田左之助】…山本太郎さん
 【永倉新八】…山口智充さん
 【山南敬助】…堺雅人さん
 【井上源三郎】…小林隆さん
 【斎藤一】…オダギリジョーさん
 【松平容保】…筒井道隆さん
 【近藤勇】…香取慎吾さん


出演者の名前がみんな「さん」づけなのがNHKらしくて微笑ましい。とりあえずは試衛館のみんなが一緒でよかった。(ホッ)

新選組隊士最年少の市村鉄之助(土方の遺品を日野の彦五郎さんに届けたと言われる)を演じる「池松壮亮さん」ってダレ?という書き込みをいくつかのブログで見ました。


ググッてみたら、池松壮亮くんは「ラストサムライ」に出ていた子役(お兄ちゃんの方)の男の子でした。「ラストサムライ」の男の子2人は芝居も上手くて可愛かったなぁ。彼が出るんですねぇ。あ、「義経」にも出てるんだ。

池松くんは実写版「鉄人28号」で正太郎少年も演じてます。
わたしはこの映画を見ていませんが、以前に劇場用のトレイラーを見たことがあって、それがまたすんごくいいのですよ。ちゃんと昭和30〜40年代カラーの「総天然色」っぽくて、CGも違和感なくて。鉄人28号とブラックオックスが闘う時に、ビルの窓ガラスがバァーッと割れるシーンとか電線がブチンブチンと切れる描写なんかがリアルで、DVD借りて見たいなぁと思っちゃうほど。

この予告で一瞬映る、白い工事用ヘルメット着用の伊武雅刀が、ほんと、昔の「ゴジラ」や「ガメラ」映画から抜け出してきたんじゃないか?と思うほどハマッているのがツボです。
あ、蒼井優ちゃんも見たいけど。

そんなわけで、「情報を小出しにせずにドーンといけよ、ドーンと!NHK!」と、嬉しいながらもちょっと偉そうになったりもするわたしです。

それにしても、9/16のNHK福島の吾妻アナの「キャスター通信」で触れられていた、「大鳥圭介役で吹越満が出演」という話はどうなったんでしょう。
キャスト表には入ってないですね。





「新選組!」キャストに関する話題が2つ。

1つはご存じ、香取慎吾が来年1月の「月9」で「西遊記」をテーマにしたドラマの主役を演じることに。(詳細はこちら

大河で近藤勇を演じた次に、月9の「西遊記」で孫悟空。
「慎吾ママ」「忍者ハットリくん」ときて、またもや変化球キャラクターを選ぶなぁ、慎吾ちゃん。本当に根っからこういう明るく楽しいエンターテイメントな素材が好きなのかな。

香取慎吾らしいと言えばらしいし、「新選組!」とはまた色合いの違うものを求めた結果なのかと思えばそうとも言える。でもあんまり慎吾ちゃんからそういう意図は感じられないなぁ。
たぶん、「面白そうだからやってみよう」「何でも楽しんじゃおう」、そういう自分の直感に従ったまで、というのがこの選択の理由なんだろうな。

堺さんがゲストの「天声慎吾」の回を見た時、ゲームに入る前に「着替えましょう」ということになって、アマノッチから渡された赤い全身タイツを当然のように受け取る慎吾ちゃんを見て、堺さんが(真顔で驚いて)「香取さんもソレ着るんですか?」って聞いたら、「えぇ、これ ”マイタイツ” です。事務所は知りませんけど…。」ってまた普通に答えていた慎吾ちゃんが思い出される。
その潔さが好きです。


とりあえず、常にいい意味での驚きと裏切りを見せてくれる香取慎吾はやっぱり面白い。そして他の人がやらないことを軽々とやってしまう(ように見える)のがすごい。
来年の1月と言えば、「新選組!」続編もオンエアされる頃。
この選択を副長はどう思って見ているのか、聞いてみたいところです。

もう1つ、「SHINOBI」のプレミア試写で登場したオダギリジョー。
動画ニュースで見ちゃいました、記者会見の様子。
彼も違う意味でいつも新鮮な驚きを与えてくれます―えぇと、敢えて言うなら…彼のファッションポリシーは…”意味がわからない!”(by 近藤)

彼のキテレツなファッションセンスは周知の事実…なんでしょうか。
制作発表などでいつも思い切った選択をしてくるオダギリジョーを、ある意味楽しみにしてもいるんですが。…こう来たか、と。

お二人には常に期待を裏切り続ける人であってもらいたい。
たとえそれがコスプレキャラであっても、キテレツファッションセンスであっても―。

やっぱり「新選組!」キャストからは容易に目が離せないのです。






9月に入って急に涼しくなった。
夕方になると気温も20度を切っている。
こちらはレイバーデーの祝日連休が終わった。
もう秋なのかなぁ…。(しんみり)

日本にいては絶対無理だったであろうことの1つに、通常のTV番組の録画をレンタルして見ることができる、ということがある。

こちらでも海外滞在者向けのプロバイダーから(2週遅れぐらいではあるけれど)日本で放映されたいろんな番組の録画ビデオ・DVDが送られてきて、それらをレンタルして見ることができる。
これは違法ではなく、ちゃんと公認のプロバイダーを通してレンタル店が発注する形になっているようだ。なので多少の時差はあるものの、日本で見られる番組を海外にいても結構見ることができる。

 


これは有り難い。
多くの見逃してきた番組のバックナンバーを、ここぞとばかりにキャッチアップに励む友人とわたし。日本だと見逃してしまった番組は、あきらめるか、DVD化されるのを待つか、録画を持ってる人を見つけて見せてもらう以外ないもんなぁ。しかもバラエティはDVD化されないことだってあるわけだし。

今や立派な「新選組!」ストーカーと化してしまったわたしと友人は、情報を収集して可能な限り「新選組!」愛を深める努力を行ってみた。
その結果、「特上!天声慎吾」を始め、「ナイナイサイズ」「恋するハニカミ!」「スマスマ」「スマステ4」「世界ウルルン」「いいとも」など、いろんな番組を楽しく拝見いたしました。
それにしても「天声慎吾」&「恋するハニカミ!」(今回初めて見たが、何てコッパズカシイ番組なのだ!見ているこっちが赤面しました)での堺さんの天然ぶりとサービス精神、ドラマ撮影現場に登場したカツケンに照れながらもバカウケする山本耕史くんが愛らしかったです。

惜しむらくは「スタジオパーク」と「はなまる」の録画(毎日放送があるので)はレンタルされていないこと。「いいとも」は日曜に総集編があるからその総集編の録画のみ見られるけれど、総集編のない「スタジオパーク」や「はなまる」は残念ながらレンタルされていない。ファンとしては「新選組!」キャストや三谷さんが登場したスタジオパークの回を見てみたいのだけれど。

昨年末にオンエアされた「新選組!」総集編(三部)の録画も借りることができたので友人と一緒に見た。
各部の最後に、隊士を演じたキャストが集まっての座談会が2〜3分収められていたが、確かにあまりにも短くて「もっと見せろ!」と投書がNHKに殺到した、というのが頷ける。それで急遽12月30日に35 分間にまとめられた座談会の特番が放映されたそうだ。(実際には3時間ぐらいあったらしい。オンエアでは見られなかった模様のうち、55分は「総集編SP」のDVDで見ることができるようですね)放送時間の直前まで編集されていて、結局放映時間に間に合わず5分遅れで始まった、ということなので、本当に急遽番組を作ったんですねぇ!見てみたかったなぁ。

さすがに出演者たちの過去の出演番組フォローも一段落し、彼らの新しい仕事の情報もいろいろ耳に入ってきて落ち着きを取り戻し始めた「新選組!」ストーカーたですが、来年のお正月に放映される続編の撮影情報がまた漏れ始めて熱が再燃するやも。三谷さんのコラムにまた撮影エピソードなど紹介されないかな、と期待する今日この頃。

ふかわりょうのブログが年末頃に記念すべき200回を迎えるらしい。
その200回記念としてふかわりょうと読者の交流を図るイベントの企画案が山のように提示されていた。(第185回「読者の皆様へお知らせ」)
いいなぁ、もしわたしが東京にいたら、応募しているところだ。

 …ちょっと考えて、ふかわ氏の愛車ニュービートル試乗フェア第2弾か、ふかわ氏ご自宅パーティに1票。 
参加できないんだけど…。(笑)




近頃わたしは家族や友人に多大なる迷惑をかけている。
日本から遠く離れた地球の裏側にいることを言い訳に、方々にお願い事をして回っているためだ。

それはTVドラマの録画だったり、インタビュー番組の録画だったり、本や雑誌の購入だったり、新聞の切り抜きだったりする。そうして、そう、それらは全て「新選組!」に関わることだったりする。

そういう周囲の協力があって、オダギリジョー出演の「トップランナー」や「実録・小野田少尉 遅すぎた帰還」や三谷さんの朝日のコラムなどを入手することができた。(オダジョーのはまだ見ていませんが)

 


そうして、今朝、アパートのドアホンを鳴らす人がいた。郵便の配達だ。
わが家は建物の地階にあるのだが、インターカムではないために(他の階はインターカムなのに、なぜ?)ドアベルの音は聞こえても応答する手段はない。なので1階まで駆け上がっていかなければ、家に人がいることがわからない。

反応が遅れれば「不在」とみなされて不在票を郵便受けに入れられ、郵便局まで取りに出向かなければならなくなる。通常の郵便物は黙っていても郵便受けに入れてくれるが、小包になると受取人がサインをしなければいけないから、郵便受けには置いていってくれない。
その場で配達の人を捕まえないと不在票を入れていかれて郵便局戻りになってしまう。コンシェルジェがいるようなアパートなら、だいたいはそこで預かってもらえるが、うちはそういうシステムじゃないから、家人がいなければ即刻持ち帰りになる。

 わたしは朝、シャワーを浴びたばかりで頭はバスタオルターバン状態だし服もちゃんと着てないわで、思いっきりあわてて服をきて、濡れた髪を振り乱しながら階段を駆け上がっていったら、配達人は既に建物の外で車を出そうとしていたところだった。

 「うわぁぁぁぁ、待ってくれぇぇぇぇ!」
 わたしは必死に追いかけて何とか配達人を捕まえ、一旦建物に戻って郵便受けに入れられた不在票を取りに帰り、ようやく荷物を受け取ることができた。ああ、間に合ってよかったよかった。
 あまりにすごい格好だったので「ここにサインして」と言われサインしている間もクスクスと笑われた。
 「いや、シャワー浴びたばっかりだったもので…」と一応言い訳をしておいた。


こんなにパニクった状況でありながらも、アパートの鍵は忘れずに握りしめて出てきた自分にちょっと感動。
オートロックだから、もし鍵を持ってなかったらものすごく恥ずかしい格好でロックアウトされていたのです。ルームメイトも仕事が休みで部屋にはいたんだけど、ちょうどその時、入れ替わりでシャワーを浴びていたので、ロックアウトされていたらわたしは彼女がバスルームから出てくるまで待たなきゃいけなかったのだった。

 そんなこんなでゲットした荷物は…何を隠そう、三谷さんの「ありふれた生活」3冊と、「月刊TV navi」だ!(笑)
Amazonで注文した三谷さんの本は3冊とも中古だったのに、染み一つ、折り目一つついてないキレイなものだった。3冊中、2冊の帯はついてなかったものの、全く新品と変わらない状態。しかも注文した2日後には既に実家に2冊届いていた。
 ちょうどそのころ、「月刊TV navi」の発売日でもあったので、山本耕史くんの対談と堺さんのコラム読みたさに、ついでに荷物に入れてもらうことにして、こちらに転送してもらう手筈になっていた。

三谷さんの本はそれほどの良品ながら、1冊150円ほどの値段だった。アメリカに転送してもらう料金の方が高くついてしまったよ。母上、「新選組!」を愛するバカモノのためにワガママを言ってスミマセン。お許しください。

ワクワクしながら本を開いて読み始めたら、やはり「新選組!」を見ている時のように面白くて止められなくなってしまった。もちろん3冊目の「大河な日日」から読み始めたのだが、コラムの一編に三谷さんが国立劇場に文楽を見に行ったことが書いてあった。まぁ!
 ふふふ、ちょっと嬉しい。そうしてそれを読みながら、彼の脚本の練り上げられた簡潔なセリフや構成が生み出される環境は、実はこんななんだなぁ、と思うと不思議であり面白くもあった。

そんなわけで、まだまだわたしの「新選組!」ストーカー状態は続きそうな気配です。周囲の皆さんにもいろいろとご迷惑をおかけしますが、どうかひとつ…。この場を借りて御礼とお願いを申し上げる次第です。

そうそう、藤原竜也くんの2002年の「身毒丸ファイナル」をDVDで見た。
これは非常に印象的な舞台で、この「しんとく」を彼が15歳の時に既に演じていたのかと思うと驚嘆する。やはり「天才」と言われるわけだ。当時すでに大きな話題だったけれど、どっちかというとその時は彼が舞台上で全裸になるというような話題が先行していたなぁ。

宮川彬良のテーマ曲も素晴らしかったし、オープニングの演出は当分忘れられそうにない。幻想的な音楽と怪しい登場人物たちが暗闇の中から舞台にボォッと現れてくるタイミングとスピード、それらの間を縫って走る新聞配達人の動き、とにかく広く大きな舞台を存分に使ったものすごくインパクトのある世界がそこにあっ た。
つげ義春の世界を具現化すると絶対こうなる!というオープニングだった。これはもう、完全に「ねじ式」や「ゲンセン館主人」の世界。
 蜷川幸雄が特典映像のトークで「おれって才能あったんだねぇ、当時は!」と笑っていたけど、確かにこの世界観は完成されてます。

主人公・しんとくの疑似家族での「家族合わせ」という札合わせゲームのエピソード、しんとくが”母札”だけを独り占めにしてしまうくだり、泣けました。

しんとくと義母・撫子、お互いの愛情と拒絶、「お義母さん、もう一度、僕を妊娠してください!」「もう一度…もう二度、もう三度、できることならお前を産みたい、お前を妊娠してやりたい…!」と茨の道を歩むことを決意して姿を消してゆく2人の姿が痛々しかった。

母の愛に飢えた藤原くんに泣け、母よりも妻よりも「女」であることを選んだ白石加代子にノックアウトされた「身毒丸」でした。





先週末の日焼けにより、体がまだかゆい。
胸の辺りはかゆいというより痛い。特に普段日光に晒されないお腹の辺りはこの痛がゆい状態が続ので、早く落ち着いて欲しいものだ。急激に焼いちゃいかん、という教訓なのですね。

昨日思い立ってわらび餅を作ってみた。
 帰国した時に日本で買って持って帰ってきたもの。やはり夏にはピッタリ…と思いつつ、この「わらび餅キット」のきな粉、粉末黒ごまが多すぎて甘味が少なく、あんまり美味しくなった。
食べる時にきな粉をかけるからと思って、本体の甘さは少な目に…という配慮が裏目に出てしまったぜ。「ほんのり甘い」を期待したけど、ほとんど甘味が感じられなくなってしまった。ちぇっ。

 


「新選組!」を引きずるわたしと友人(←どんハマリ!)の会話の中には「新選組!」エッセンスが常に見え隠れするようになった。「あ、ごめん!」なんて言われようものなら、「後悔することはない…君は正しかった」などと切り返えしてしまう日常。

「○○した」と言われれば、「やっちゃったのかぁーっ?!」、「○○だよ」と言われれば「…どの辺りが?」、チョ〜やる気のない「オネガイシマ〜ス」&何にでもアレンジの効く「サイヨーです!」口調…。仕舞いには友人は「ぷりーず、ごぉ、ほぉむ」を繰り返す始末。それにしても名セリフ多し。
えぇ、完全にどっぷり「新選組!」にハマリきってる(遅れてきた)バカモノたちです。

昨夜友人宅でワインパーティがあったので参加して来たけれど、一体いつになったらちゃんと社会復帰ができるのだろうか。当然ながら友人たちと英語で会話しなきゃいけないわけですがいちいち「新選組!」口調の小ネタが頭の中を巡っている間は当分社会復帰は無理とみました。非常にマズイです。

ところで、昨年の12/30に放送された「どんとこい新選組!隊士座談会」は、わたしが帰国した日にオンエアだったんだなぁ。あぁ、もっと早く知っていれば…。総集編のDVDに収録されている内容とも使われている箇所がちょっと違うとのこと、見たかったなぁ。
ウェブログを拾うことでその様子をしのぶぶのみ…。シクシク。友人が藤原竜也くんのTV誌に連載していたコラム内容がアップされたサイトを見つけてきて教えてくれた。なかなか濃い内容で読み応えありました。

最終回の翌日放映だった「スマスマ」の「局長!」コントも見た。えぇ、笑いました。2回目に見た時はもうさすがに笑いも収まったけど、ニヤニヤしつつ見てしまう。

フィルムアート社の映画本『映画的!』で著者の1人である元「ブルータス」編集者・沢田康彦が、「好きな映画への愛情を表現する方法として、わたしたちはどうやったらその映画への思いを果たすことができるか」というようなことを記していた。例えば映画パンフを買う、チラシやポスターを集める、DVDやビデオを買う、関連情報を雑誌などで追う…等々、形としてできることをわたしたちは可能な限り実践してみるわけだが、それらの行為は果たしてその映画を深く思う気持ちに十分に足るものなのかどうか…というような内容で。

今のわたしはまさに「新選組!」においてその状態なわけで、DVD-BOXを手元に置いて繰り返し好きなシーンを見てみたい、サントラを聴きたい、三谷さんの「ありふれた生活」を読みたい、インターネットに出ている関連記事を読んでみたい、そういう愛情表現の真っ最中なのだ。

でもそういう行為は「新選組!」への愛情を確認するほん一部でしかなく、どこまで行けばわたしは「新選組!」を手に入れることができるのか、どこまで行けば満足なのか…。

そんなわけで、愛情表現の1つとして、Amazonで三谷さんの「ありふれた生活」を注文してしまったわたしです。

さぁ、ここ、「やっちゃったのかぁーっ?!」でのツッコミどこです。

なので、現在届くのを心待ちにしているところなのです。





あ、峯田和伸が公然わいせつ罪で書類送検、って。
骨折してなお脱ぐか!
「アイデン&ティティ」、まだ見てない。
Rock In Japan Fesは盛り上がったんでしょうか。

 今日のボストンは暑いっ!現在気温28度だが、風がない!風、吹いてよ〜、わたしはエアコンが嫌いなのだ!

今日午後から友人が訪ねてくるので朝から掃除洗濯。
夕食に豆腐ハンバーグを出すべく下ごしらえ。最近低カロリー料理を実践中。やはり豆腐はよい。粘ったものも体にいいから、友人に日系スーパーで納豆を買ってきてもらうことに。さすがに納豆はうちの近所の中国系スーパーには置いてないのだ。残念。

今年のはじめに日本に帰った時には毎日納豆ともずく食べてた。お寿司とか天ぷらとか、そういうごちそうよりも体は納豆ともずくを要求していたのだった。酢の物も時々食べたくなるので、最近はきゅうりやもやしの「浅漬けもどき」を作って食べている。もやしの方にはごま油を少し混ぜます。


最近は日系スーパーに行くとついなめこの瓶詰(なめこおろし食べたい!)とかゆず胡椒なんかに目がいくので、知らず知らずのうちに体は和モノを要求してるのね、と実感。
わたしは別に毎日ごはんがなくてもOKだし(大好きだけど)、好き嫌いがほとんどない(強いて挙げれば貝類はあんまり…)ので、どこででもやっていけるや、と思っていた。が、やっぱそうでもないんだな。

関係ないけど、今年のはじめ日本に帰った時にボストンの友人が日本に遊びに来るというので、京都・大阪を案内することになった。
JRの京都駅で待ち合わせしていて、早めに着いたので友人たちの到着までお茶をしていた。そろそろ時間だから待ち合わせ場所に移動しようかな、と思って京都駅の1Fを歩いていると…柱の陰に立っている人に目が止まり…。

その人は白井晃さんだった。
その前日、関西で土曜の朝に放映している上沼恵美子のトーク番組にゲストで出演していたのを見ていたんで彼が関西にいることに驚きはないのだが、京都駅でお見かけするとは。
わたしには連れがいたのだが、彼女は全然白井氏のことを知らないのでわたしの興奮はちっとも伝わらなかった。

全くのお一人で京都駅の柱の陰に誰かを待っている風で立っておられた。ごく普通に。ちょっと不満気な清河八郎のお顔で。(いや、あれが普段のお顔だと思うが)

有名人に全く遭遇しないわたしに訪れた2度目の遭遇。ちなみに1度目は新宿で同じエレベーターに乗り合わせたカジヒデキです。

あ、そうそう、「スマステ4」の「新選組!最終回直前SP」の放送を意外にアッサリ見ることができた。
うちの近所の別のレンタル屋さんに放送回があったのだ。ニヤニヤしながら見る。やっぱり要所要所で三谷さん、笑わせる。
左之助の映像が流れると、後列に座ってる山本太郎に何やら話しかける。「いや、今さらダメ出しされてももう撮り終わってるんで、三谷さん」と慎吾くんが言ったんで笑った。まだダメ出しするか。

山本耕史くんと堺さんがお芝居のために地方にいるから中継で参加。山本くんはほんと、現場にいないのが面白くないのかちょっとふてくされ気味。
「俺もそこに混ぜてくれよ!」っていうのがありありと感じられました。他局だし特に盛り上がる話があったわけじゃないけれど、みんながそこに集まってワイワイしているだけでも見ていて微笑ましかった。

それにしても慎吾くんが「いいとも」「スマスマ」「スマステ」「天声慎吾」と掛け持ちして「新選組!」をやってたことが驚異的だな。どういうスケジュールだったんだ。確かに本番前後はいつも寝ていた、というのも頷けるかも。
でも誰もが言っているけど、本番にかける集中力がものすごい、と。そういうのはやはり才能なんでしょうね。

香取慎吾くんに対する見方が少し変わりました。
なぜかしら「新選組!」キャストに愛情が湧いてしまう今日この頃。

「新選組!」がとても面白かったという話を友人にしたら、実はその友人が隠れ藤原達也ファンだったことが発覚し、「是非見たい!」ということになって今晩は豆腐ハンバーグとワインで「新選組!」鑑賞(の予定)。

ものすごーく地道に「新選組!」ファンを開拓してます。
別に何のメリットもないんだけど。あの面白さを誰かと分かち合いたい。(笑)

なのでわたしは今からサラダに使う野菜と最近ヒットのマンゴーレモネードを買い出かけるところなのです。






今日は午後からひどい雨になった。
朝から気温は33度にも上がって暑い1日だなぁ…なんて思っていたら、ものすごい落雷とともに大雨になった。お陰で涼しくていいけど。

わたしはまだ「新選組!」を引きずったままだ。
うーん、なんて影響を受けやすいんだ、わたし。まぁ、昔からそうなんだけど…。

★この雑文では最終回について触れている箇所があるので、放送はとうの昔に終わり、DVDも発売されているけれど、これから見るので知りたくない、という方はどうぞ読まないでください。★

 


三谷幸喜はコメディを得意としているけれど、ギュウッと胸を締めつけるような話をたくさん書く。
いつもウィットに富んでいるからついつい笑ってしまうのだけれど、でも笑いの中に秘められた三谷さんのロマンチストな部分に、センチメンタルな部分に、必ず反応してしまう。

「新選組!」では、沖田総司がいつもその部分を担っていた。
多摩にいた頃の総司はまだまだ子供で、やんちゃで、屈託なくて、若さの象徴だった。とりわけ強い信念があるわけではなく、慕っている近藤や土方と共に自分の剣を磨きたい、ただそれだけでくっついていた青年だった。逆に彼がそうであったから、その濁りのない純粋な彼を皆が愛した。

多摩編の頃、近藤と土方の青年時代を描いているから、当然ながらこの2人が常に話の中心だった。
特に山本耕史は際立って存在感を示していて、主役の慎吾くんよりも圧倒的に魅力を放っているようにも見えた。だから、キャストのビリングがいつも藤原竜也に次いで3番目に位置していることに違和感を感じていた。「山本耕史が2番目でいいんじゃないの?」と。
そのぐらい前半のパートは圧倒的に"山本耕史"だったのだ。

浪士組が京に上った後は、芹沢鴨が話の中心になった。
「大将」じゃなきゃ拗ねるけれど、人と群れたり仲間をまとめたりすることはできない一匹狼のギラギラした魅力をたっぷり見せてくれた。

そして試衛館からの仲間として、「振り向けばいつもそこにいる」堺雅人の山南さんがいた。いつもそこにいるはずの山南さんがいなくなってしまってからの新選組は、本当に寂しくなった。35回以降、オープニングのクレジットに彼の名前が出てこないのを見るのは本当に寂しかった。
45話「源さん、死す」の回で、局長襲撃へのリベンジを図ろうとする土方たちを「今はその時ではない!」と源さんが諫めた。これは以前なら確実に山南さんの役割だったのだ。
山南さんの死後に「寺田屋大騒動」の回が挟まれたことで、彼の遺志が仲間に影響を与えつつ新選組が次の段階に進んでいく様子が上手く描かれていたので、山南さんの死をそれほど後まで引きずることはなかったけれど。

芹沢鴨や山南さんを失い、後半に入ると俄然、沖田に目が奪われる。
池田屋で吐血してからの沖田には以前のような天真爛漫さは見られなくなっていく。
「限られた命をいかに生かすか」――沖田はそのことに腐心する。それまで以上に剣に打ち込み、激しく仕事もこなす。自分の存在意義は何なのか、それを必死で見つけようとする。37回以降からの沖田は明らかに以前と顔つきが違う。厳しく、そしてストイックに。

三谷さんは沖田のセリフを書くのが一番難しかったという。いつも藤原くんが三谷さんの期待するものを軽く上回る芝居をしてしまうからだそうだ。
「新選組!」に出る前からもちろん藤原竜也のことは知っていたし、彼が舞台で活躍していることも知っていたから特別驚くべきことではないのだけれど、彼の沖田(特に後半)を見れば見るほど、彼の天才的な巧さに見入ってしまった。
沖田の縁側から遠くの空や桜を見上げる目を見る時、彼の人間的な成長と、そしてそれが長くは続かないことが察せられて哀しかった。そういうセリフのない芝居も抜群に上手い。

後半で最も好きな場面の一つに、姉のみつが総司を見舞いに来るところがある。「再会」の回だ。

死を予感する総司が、京での経験から人間的に成長し、これからようやく近藤たちのために働けるという時に役に立てないことの無念さをみつに告げる。

「あなたは悪いけどまだまだ死にません!シワシワになってみんなにクソジジイって言われるまで生き続けるの!沖田さんとこの総司さんは若い頃はいい男だったのにねって、あの時死んでればねって、そう言われるまで生き続けるの!」

総司の限られた未来を知っていても、それを受け容れたくないみつの姿が痛々しく、この場面を見るたびに涙してしまう。このシーンの藤原君と沢口靖子が本当にいい。
見舞客と縁側で話をする沖田の場面はどれもしんみりと、そして胸を打つ。近藤、土方、斉藤、みつ、お孝、どの場面も沖田のはかなさが際立って切なかった。沖田が土方に「稽古つけてあげましょうか」と言って庭で手合わせする場面も、試衛館時代を思わせながらも彼らがもう昔と同じところにいないことを感じさせた。
後半の要は圧倒的に藤原竜也だった。

薩長の影響力が強まってからの新選組は次第に輝きを失っていく。鳥羽伏見の戦の描写も(思いの外)ショボくて(池田屋のセットで予算を使い果たしたのか?!)、余計に侘びしい感が募る。彼らにもう明るい未来がないことがありありだった。

彼らの終焉を見るのが次第に辛くなってくる中で、俄然輝きを放ったのは「流山」。この回は圧倒的に香取慎吾が素晴らしい!

贔屓目もあるし、大河の主役として求められるスタンダードが高いこともわかっているけれど、それでも「主役がダメだ」という批判には全く同意できない。
彼の嘘のつけない真っ直ぐな性格を物語るエピソードの数々は、この「流山」の最後の場面のための長い長い伏線だったと思わせるほど。
真っ白な着物をまとった近藤のあの微笑みは、穏やかな安堵と覚悟の笑みで美しかった。
最終回の1回前の、しかも最後の最後でこう来たか!
えぇ、三谷さんの術中にはまってもう、大泣きですわ!ほんとに憎らしいほどツボを押してくるなぁ、三谷さん!

事実上の最終回の山場は(1回前とはいえ)完全に「流山」だった。
49話の「愛しき友よ」は最後の仕上げの回だ。 "ウタノマエ" もシリーズ最短ではないかと思われる1分36秒でOPタイトルが始まる早さ!
出演者の数も少ないから、わずかワンシーンしか登場しないはしのえみすらもピンでのクレジット。

そしてやはり近藤の最後のシーン。
その清らかさに安らぎすら覚える。ヘッドフォンをつけて見てると、虫の鳴き声や鳥のさえずりや川のせせらぎの音など、最期を迎える近藤の耳に"自然の声" が届くようにずっと流れている。
一匹の蛙がスーッと泳いで岩に辿り着くのを見ると、「ヒュースケン、逃げろ」の回でヒュースケンが日本を喩えて「井の中の蛙、大海を知らず」と評したことに、近藤が「でも知っていますか?それには"井の中の蛙、大海を知らず、されど空の高さを知る"と言う続きがあるのです」と教える場面が蘇る。

そうして、暗転後のカーテンコール!テーマ曲が流れ始める時の、自信に満ちたいい顔で行進する新選組の隊士たちの姿に大泣き。
回想シーンは挿入しないという三谷さんの掟を最後の最後まで取っておいて、ここで使うか!!
そしてトドメの一発、京に上る前の、希望に満ちあふれた試衛館の8人。(号泣) 
*(追記)オンエア分の総集編でこの後、近藤がかざした刀を振り下ろすシーンがあったことを知りました。確か本放送ではこのシーンはなかったですよね。*


これは「ディア・ハンター」でやられてしまったパターンと同じではないか! あぁ、またもややられてしまった!
あんなにもあんなにも哀しいクリストファー・ウォーケンの最期の後に、美しいテーマ曲「カヴァティーナ」の調べにのせて、一番幸せだった時のみんなの満面の笑顔の映像がクレジットと共に流れる。(もちろん号泣です)

素晴らしいラストシーンだったけれど、個人的な意見を許してもらえれば、暗転後の「完」のテロップは必要なかったんじゃないかと思う。
太陽にきらめく刀が振り下ろされ、暗転してから「完」の文字が出るタイミングがとても早い。
最後に近藤はたった一言、つぶやくセリフしか言わない、その余韻を壊さないためにも、ちょっと長めの暗転で、そのままテーマ曲に流れ込む方がよかったんじゃないかな。最後の最後の試衛館の面々が並ぶシーンの後に、「完」、でもよかったんじゃないかと今でも思う。
きっといろいろと議論はあったんじゃないかとは思うけれど。

それにしても、三谷さん、ほんとに全精力注ぎましたね。
この構成と演出に、三谷さんとスタッフが「新選組!」にどのぐらい愛情を注いでいたかを見た思いです。

やっぱり「新選組!」はわたしにとって近年稀に見る傑作なのであります。
単純に「いいドラマだった」で片づけられない〔何か〕にあふれた名作だったのです。友人には「どこまで熱くなるんや!」と笑われたけれど、そのぐらい揺さぶられたのでした。

ほんと、すごいドラマでした。(毎回そう言ってるな)

【追記】あちこちでニュースが流れておりましたが、三谷さんの朝日のコラム「ありふれた生活」で、続編についての記述があったそうですね。続編は90分で、土方の最後の1日を描くことになるそうで。「新選組!」を応援してくれた視聴者と、山本耕史くんへのささやかな御礼なのだとか。…あぁ、そのコラムが読みたい!




ついに見終わってしまった…。
そうです、「新選組!」です。

感想は山ほどあるのだけれど、何から書いたらいいのやらわからない。
1話1話にそれぞれ思い入れがあるから、多分書いていたらキリがないのだろうと思うけれど、「寺田屋大騒動」以降の、屯所が壬生から西本願寺に移ってからの新選組はとにかく痛々しく切なかった。隊士がどんどん減って(死んで)いき、そして時代にどんどん取り残されていく。

そもそも近藤や土方の夢というのは「百姓の出身ながら、武士よりも武士らしくなり、一旗揚げてやるぞ!」という立身出世を目指したものだった。その目的を支えていたのが「尽忠報国の志」であり、そのために「ご公儀に楯突くものは斬る!」だったのである。

徳川幕府が崩壊に向かっていた世の中で、彼らが生きてきた社会の骨組み自体がなくなっていく中で、彼らが願った武士よりも武士らしくあれという姿はもはや何の意味もなさなくなった。

 


49話の中でも五指に入る傑作「流山」で斉藤一(オダギリジョー)が病床の沖田総司(藤原竜也)を見舞う場面。

斉藤
 「人を斬るしか能のない奴はこれからどうやって生きていく…」

沖田
 「近頃思うんです…この200年ずっと戦がなくて、いよいよ世の中が不穏になってきたら刀の時代は終わっちゃった…そのほんの短い間に私はこの世に生まれて近藤さんたちと出会って、京で新選組として働けた。何て自分は運がいいんだろうって…」

沖田の言葉に泣けてしまった。
剣士として生きてきた彼に新時代はこなかった。彼は武士の世界で天命を全うする運命だった、それが切なかった。

「流山」が傑作たる所以の、その最大の見せ場であり、また近藤勇という人物を最も見事に描き出した最後のシーンでまた大泣き。
あぁ、どうしてあなたは…。 (涙) 
糸井さんが「近藤は宗教家である」と言ったのに全く同意。この瞬間の近藤は清々しく、そして穏やかだった。

最終回を見る前に、どういうラストだかを既に知ってしまっていたので多分リアルタイムで見ていた人よりも動揺は少なかったかも知れないけれど、それでも暗転の後の展開にまたまた大泣き。
江戸の片田舎から集まった、理想と情熱に燃える若者達の笑顔が鮮やかであればあるほど胸を打つ。でもただ悲しくて涙するのではなく、わずか数年の間であっても自分の本望を遂げた姿の美しさに涙する、というのが近いのか…。

土方の兄が言う。
「お前達は時代と闘ったのだ。何が正しくて何が間違っていたかなんて100年後、200年後の者たちが決めればいい」

結果的には新選組は新しい世の中に逆行する存在であったけれど、彼らは彼らの信念に従って生きた。その姿を、三谷幸喜はいろんなキャラクターとエピソードを積み重ね、140年前の日本に生きた”ある若者達”として描き出した。
史実に基づいてはいるけれど、歴史的な臭いが少なかったのは、三谷幸喜の新選組のそれぞれの隊員に対する愛情の深さをわたしたちが感じとれるから…彼が創りだしたキャラクターのように愛情を感じるからだろう。
そして俳優達の確かな演技力とキャラクターに対する愛情が伝わってきて、ますますわたしたちは魅了される。

作家、俳優、スタッフたち作り手が、いかにこのドラマを愛していたかが見る側にも伝わってくる――結局はそれが「新選組!」にコアなファンを生んだ理由だろうと思う。
単なるイケメン若手俳優が多数登場していたというだけで片づけるのには惜しいほどの名演、名ゼリフ、名場面の数々。

49話中、好きなシーンやセリフは数え切れない。
強いてわたしが好きな回10本を挙げると、

第4回 天地ひっくり返る
第5回 婚礼の日に
第13回 芹沢鴨、爆発
第20回 鴨を酔わすな
第25回 新選組誕生
第28回 そして池田屋へ
第32/33回 山南脱走/友の死
第34回 寺田屋大騒動
第38回 ある隊士の死
第48回/最終回 流山/愛しき友よ

星の数ほどある名シーンの中でも特に好きな場面は…

12回「西へ!」での京へ立つ近藤が見せたツネへの一瞥(あのスローでの無言の「行って来る!」という決意が見える歯をくいしばった表情)
13回「芹沢鴨、爆発」での村上×山南の睨み合い対決
20回「鴨を酔わすな」での勘定方・河合入隊決定時の山南さん「採用です!」
25回「新選組誕生」での近藤「強いぞ、敵は…侮るな。」
28回「そして池田屋へ」での池田屋激闘   
   沖田「たぶんこっちですよ、わたし運がいいから」    
   近藤「アタリだ、土方に知らせろ」    
   土方「かっちゃん、後ろだ!&待たせたな!」
26回「局長近藤勇」での近藤×内山「ですから先に失礼と謝ったぁーっ!」  32回「山南脱走」でのウタノマエ、近藤&土方「俺でもか?」「当たり前だろ」   33回「友の死」でのウタノマエ、山南さん「沖田くん、ここだ!」
34回「寺田屋大騒動」での近藤「皆、それなりにアリガトーッ!」
39回「将軍死す」での沖田「今夜のあなたには殺気がない」
44回「局長襲撃」でのお孝に「沖田はんは子供みたいやし!」と言われた後の沖  田の「…ふん」っていうスネた表情
47回「再会」でのミツと沖田の縁側での会話   
   沖田「剣を抜くのが楽しくて仕方がない時もあった…でも今は人を 斬ることの辛さも知っています」      
   ミツ「沖田さんとこの総司さんは若い頃はいい男だったのにねって、あの時死んでればねって、そう言われるまで生き続けるの!」
48回「流山」 
   沖田×斉藤「わたしは何て運がいいんだろうって…」    
   近藤×加納「加納くん…お久しぶりです」
49回「愛しき友よ」   
   土方「前歯がデカイ女は情が深い。姉さんも大きかったが妹もデカイ」    
   沖田「ほんとだ…前歯が…カワイイ…」

なんか、挙げていたら全部のシーンになってしまいそうだな。
こうやって見ると、わたしは芹沢鴨とオダギリ斉藤にはあまり動かされなかったことがわかる!(笑)斉藤は寡黙過ぎたかな。
現在初期のエピソードを見直せないので、もしもう一度見直したら好きなシーンはグンと増えることでしょう。

それにしても、どの役者もみんな上手かったけれど、生理的に受け付けなかったのが左之助(オチャラケ過ぎて)と勝海舟(軽すぎる野田秀樹の話しぷりと声の高さ)、そして演技派揃いの新選組にあってある意味一人異彩を放っていた大西鍬次郎(…どうして彼?)&浅野薫(お母さん似ですね。でもムカツキ度は No.1です)。

脚本、キャスト、演出、音楽、照明、音声、美術、どれか1つ欠けてもこんなに楽しめなかったであろう「新選組!」。

今すぐDVD-BOXを入手できないのがくやしい!
今すぐサントラを聴けないのがくやしい!
今すぐ三谷さんの「ありふれた生活・大河な日日」が読めないのがくやしい!

最終回前日に放映された「スマステ」の新選組スペシャルが見られないのが超くやしい!(レンタル屋に尋ねましたが今年の1月分以前のビデオは消去に回されたそうです…く〜、もうちょっと早く見ておけば…(涙)。どなたか、わたしに見せてください〜!)

ちょこっと脱力感とちょこっと残念な気持ちを残しつつ、とりあえずは「新選組!」を見終えた感想をアップ。いやはや、すごいドラマでした!




だめだ、まだ涙が自然にあふれてしまう。
1度見て山南さんの最期を知っているというのに、何度見てもやはり泣けてしまう。
32回の「山南脱走」と33回の「友の死」は必ず続けてみなければならない。敢えて言えばその前の31回の「江戸へ帰る」で、茶店「お多福」で総司と共に訪れた山南さんが明里に出会うところも見ておかなければならない。

このドラマにおいて、服部隆之の音楽が果たす役割はすこぶる大きい。全くなんて美しいスコアを書くんだ、服部さん。音楽(特に叙情的な柔らかい曲)が流れてくるだけで自然にわたしの「涙スイッチ」がONになってしまうよ。

「江戸へ帰る」の回の、その山南さんと明里が出会うところ、山南さんが明里が食べたしるこ代を払ってやる場面で「うちに惚れたん?」と明里が山南さんに話しかけるところから流れる短いスコアは、山南さんに変化をもたらす出来事であることを印象づける実に美しい曲だ。その曲がBGMとして流れている時の山南さんのしみじみとした顔がまたいい。その後の「…何の話しでしたっけ?」と総司に話しかける真顔の山南さんも微笑ましいけど。


おひでちゃんが総司の体を心配しても「わたしには時間がない、急がなきゃいけないんだ、わたしにはやらなきゃいけないことが山ほどある、だからわたしにはもう関わらないでもらいたい」と言って遠ざける場面も(ここの藤原くんが素晴らしい!)、このすぐ後の山南さんが近藤に「己の信ずるところに従って生きてください」と進言(遺言)する場面も、切腹直前の明里との出窓での別れの場面(ここの明里も素晴らしい)〜切腹シーンも、切腹後、縁側で近藤と土方が声を上げて泣く場面も、服部さんのスコアはわたしの感情を激しく揺さぶるので涙が止まらなくなる。

この山南さん切腹後の近藤と土方の男泣きの後、すぐに次回予告が始まって余韻なくあの「次回予告(明るい)BGM」が余韻をぶち壊してしまうのがもったいない。せめてこの回だけでも余韻を残した予告の入れ方でもよかったのになぁ…。

「友の死」の回で何度となく流れる男性コーラスだけのレクイエムが死を覚悟している山南さんの姿にオーバーラップして崇高に響く。
マイケル・チミノの「ディア・ハンター」でロバート・デ・ニーロが山で鹿狩りをする場面でも、鹿狩りに対する神聖な気持ちと早朝の澄んだ山の空気感を表現していたレクイエムが印象的だった。

「山南脱走」「友の死」の回はどの場面においてもカット割り、照明、音響、美術、音楽、すべてが見事なまでに調和して、恐ろしいほど密度が濃く完成度が高い。まったく無駄がない。物語が45分で収まっていることが信じられないくらいだ。伊勢田雅也D、素晴らしい仕事です! 
そして1つとして無駄なセリフがなく、どのセリフも深い意味を持っている…やはり三谷幸喜はすごい!

そんなこと考えながら、またグスグスと泣いている。
沖田の、「誰もそんなこと(山南の切腹)望んじゃいないんだから…」
「どうしてこういうことになるのかなぁ…」という言葉を思い出しながら…。

次の回で”三谷ワールド”炸裂の「寺田屋大騒動」が待っているとわかっていても…。






昨年のNHK大河ドラマ、「新選組!」に【今】はまっているわたしです。
現在見ているのはちょうど中盤を担っている回がずっと続いているところで、芹沢暗殺、池田屋事件、大阪与力・内山暗殺、そして山南切腹と、新選組ストーリーではずせないエピソードばかり。

そしてそのどれもが心をわしづかみにするような脚本、演出、演技なので、続けて見ると本当にノックアウトされっぱなし。これらがそれぞれわずか45分(1話分)の中に存分に凝縮されている。これはすごいことだ。
工夫を凝らす三谷幸喜も、それに応える役者たちも。1年という長い期間だからこそ可能になった、それぞれのキャラクターの個性を光らせるエピソード群、周到に張り巡らされた細かい伏線の数々、そしてキャラクターを味わいのある人間に具現化し、丁寧に表現してみせる俳優陣。すごいドラマだなぁ。

 


しつこくしつこく「苦悩する局長」を描くことで人間・近藤勇の成長を見せようとする脚本に、香取慎吾は見事に応えていると思う。彼の眼の力、食いしばる歯、その一つ一つの表現は、新時代を前にして、迷いながら自分たちの進むべき道を模索する近藤勇の姿を実に人間的にしている。
あるTV誌で「主役は糞」とボロクソだったそうだが、本当にそうだろうか。彼らは表面的にアイドル"SMAPの香取慎吾”としか捉えていないんじゃないだろうか。周囲にあまりに芸達者たちが配されているから、辛い採点になってしまうかも知れない。わたしだって最初は「こんな”幼い”近藤勇でいいのか?満面の笑顔で「ハイ!」なんて答えている近藤勇でいいのか?」と思ったりした。
しかし、回が進み、彼ら浪士組がだんだんと大きな存在になるに連れ、近藤勇は「苦悩する人」に変わっていく。近藤勇のセリフの数々が、本当に近藤勇の心の奥から語られているように感じるのは、香取慎吾の人間性も含めて彼だから出来たことであり、そしてだからこそわたしたちはそれに感情移入するのではないだろうか。

もう、実在の新選組がどうであったかなんてどうでもいいこと、と思わせるほど、彼らが演じたキャラクターたちはドラマの中で生きている。

例えば「タイガー&ドラゴン」も大好きだけれど、わたしは彼らのドラマを外側から楽しんで見ることが出来た。でも「新選組!」は少し違う。
ここにいる近藤の心の痛み、突き進む土方の信念、時には厚すぎる山南の情、そして沖田の若さを、みんなわたしたちが肌で感じるのと同じ体温で描かれているから、ものすごくはまりこんでしまうのだろうと思う。

そういう感情面とは裏腹に、斬り合いのシーンではただ純粋にアドレナリンが上昇する――芹沢暗殺、池田屋襲撃、大阪の与力・内山暗殺。

池田屋の階段を静かに登り、過激派攘夷浪士たちを見つける近藤。
セリフなく、戸の開け閉めと刀を抜く音だけ。緊張感ある演出。

「御用改めである!手向かいすれば容赦なく斬り捨てるっ!」

この近藤の渾身の一声を期に、狭い池田屋邸内で戦いが繰り広げられる。これぞ時代劇のカタルシス!!
池田屋のセットは実に見事。実際に実物大で建てた2階建ての池田屋のセットを縦横無尽に移動するカメラワークも素晴らしかった。

遅れて池田屋に到着した土方隊。激闘を続ける近藤らに

「待たせたな!」(ニヤリ)

と走り寄る土方。
この一言でまたアドレナリンがドドーッと上昇。たまりません。(笑)

池田屋事件ののち、新選組は組の行く末をめぐって微妙な亀裂が生じ、試衛館時代からの盟友・山南さんを失ってしまった。これから徐々に彼らは仲間を失ってゆく。

鴨暗殺や池田屋襲撃のような、高揚する場面はもうないのかだろうか…。
歴史は実にイジワルだ。

まだ当分の間、「新選組!」マイブームは続きそう。
とにかくこのドラマはキャストの演技が素晴らしい。
どの役にも感情移入できる人間像を作り上げ、彼らの心の痛みがガンガンと伝わってくる。もちろんそれを書いた三谷さんもすごいのだけれど。

慎吾くんは演技のテクニックを越えた部分で素晴らしく、近藤のまっすぐで強い信念が彼の目の力ひとつで伝わってくる。
本放送中、最後まで一般的にあまり評価は得られなかったということだが、第1話からずっと通してみていて、わたしには十分に彼の人間的成長(香取慎吾としても近藤勇としても)が見て取れる。それは技術的なことでは評価できないものだ。辛い点をつけた人たちは本