ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




BS2で録画しておいた、『ワールド・プレミアム・ライブ/ジョン・メイヤー・トリオ』の再放送を見る。

トリオ結成以来、長身の甘いルックスとハスキーボイスで若い女の子からアイドルのように人気のあった若きシンガー・ソングライターの姿を完全に払拭し、”男臭いブルースギタリスト”の道を突き歩んで彼女たちを見事に置いてけぼりにしたジョン・メイヤーの姿がありました。

このライブ自体は2005年の11月末、サンクスギビング前にNYのライブハウスで収録されている。
MCで「明日レターマンの番組に出るよ」と言っていて、わたしはそのレターマンのトーク番組ををサンクスギビングの休暇で訪れていたルームメイトのコネチカットの実家で見たのだった。懐かしい。

ちょうどその当時彼がこのトリオで収録したライブアルバム『Try!』が出た時期だったので、このライブはそのアルバムからの曲が中心なのだけれど、『Heavier Things』からもわたしが大好きな「Something's Missing」を演奏してくれた。

この曲を最初に聴いたのは彼の『Any Given Tuesday』というライブDVDに収録されていたからで、その当時はまだCDとしての音源はなかった。
しかし『Any Given Tuesday』(2002年の彼のツアーを収録したライブDVD)に収録された「Something's Missing」の演奏は素晴らしく、彼自身もあのDVDの中のベストテイクかも知れない、と語っていた。

2002年のまだ若き彼が歌っていた「Something's Missing」と、トリオで演奏された「Something's Missing」はやはり3年の熟成期間を経て渋さが加わっていたようにも思えたけれど、この曲を聴くと自動的にそれを聴いていた時期の自分も思い出されて何とも言えない感傷的な気分が蘇ったりした。
音楽にはそういう力がありますね、時間と空間にリンクする力が。

”Something's Missing”の詞は当時の彼の空虚な心情がリアルに綴られている。その空虚でどこか寂しい感じがギザギザしたフェンダーの乾いた音から伝わってきて心に引っかかってくる。

「何かを見失っている、何かを見つけられない――でもどうやったらそれを埋め合わせられるのか、何が欠けているのか…それがかわからない」

歌の最後に彼は「見失っているものは何か」を探し出すためにチェックリストを挙げ、ひとつひとつに”チェック”と声を出して確認するのだ。リストを挙げて、その横のボックスに「∨」(チェックマーク)を入れるみたいに。

□ Friends - check
□ Money - check
□ Well-slept - check
□ Opposite sex - check
□ Guitar - check
□ Microphone - check
□ Messages waiting on me when I come home - check

ライブの時には必ずこの「チェック!」の部分はオーディエンスも声を揃えて合唱する。ライブでも非常に人気のある曲の1つだ。

下のクリップは恐らく2004年頃のもの(TV収録用のライブ)でトリオとの演奏とはまたひと味違ったメロウでゆっくりめのテンポで演奏されているけれど、『Any Give Tuesday』でのテイクに匹敵するファイン・テイク。

ジョン・メイヤーは公にインターネットで彼の音楽やビデオクリップなどをシェアすることを認めている数少ないミュージシャンの1人で、それが非営利であればファンは自由に共有することができるという利点があるので下に貼っつけてみました。

>> 続きを読む
スポンサーサイト




昨日WOWOWで放映されたグラミーの受賞式を見る。
余計なMCの皆さんはいいので、できれば来年からCBSの放送をそのまま流してもらえないだろうか。
中身のないコメントを聞き続けさせられる方も実は相当ツライぞ、と。ライブ中継だったから仕方ないけれど、せめてもう少し聴き応えのある解説なりコメントなりが欲しかった。

些末なことだけれど、「アメリカン・アイドル」出身でグラミーを受賞したのは今回のキャリー・アンダーウッドが初めてじゃないよ、カビラさん!昨年、初代チャンピオンのケリー・クラークソンが2部門で受賞を果たしております。確かにあの番組の商業的成功は「音楽ビジネス」優先で”グラミー賞の権威”とは釣り合わないように見えるかも知れないけれど、優勝者は毎回実力のある人ばかりです。

それにしても、ジョン・メイヤー、コリーヌ・ベイリー・レイ&ジョン・レジェンドのパフォーマンスはよかった。個人的には今回のパフォーマンスの中で最も上質だったと思う。「音楽の力」を最も感じさせたステージだった。
コリーヌ・ベイリー・レイはなんとチャーミングなんだ、歌声も表情も。

ジョン(メイヤーの方)の演奏を久しぶりに見た。
いやぁ、やっぱり彼のギターはいいですなぁ。
Best Pop Vocal の受賞コメントでスティーブ・ジョーダンの名前を挙げてたね。

彼は自分の音楽やパフォーマンスを非営利に限ってインターネット上でシェアすることを許可しているので、YoutubeやBittorrentなどを利用して彼のパフォーマンスを見ることができるけれど、2003年に彼が初めてグラミー・パフォーマンスを披露した時の映像がある。(こちら

4年前だけど、若いなぁ。
たった一人でアコギで演奏する「Your body is a wonderland」は豪華に豪華にパフォーマンスする他のアーティストに比べてシンプルだった分、余計に強烈なインパクトを与えたのでした。

メジャー・デビューする前に、アトランタで地道に音楽活動をしていた頃の角刈り(?)のジョンのタワレコでのインストア・ライブもYoutubeで見られます。これはもっと若い。
既にトークの才能はこの頃からあるなぁ。

トリオで活動する前までずっと一緒に演奏活動をしていた盟友のベーシスト、DeLa(David Labruyere)と、どういう音楽に影響を受けてきたかをお互いに紹介しております。
デビッド・ミード、スティーブ・レイ・ボーン、スティービー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、チャーリー・ハンターなどの名前を挙げた後にインシンクの「Pop」(当時ヒットしておりました)にも影響受けてるよ、と冗談を言って「Pop」を演奏するお遊びを。その流れでそのまま「No Such Thing」に突入するのだけれど、間奏のソロがね、やっぱりスゴイ。
フラットの間を自由自在に行き来する彼のテクニックの素晴らしさ。”ギターキッズ”の本領発揮です。

今はもうR&Bの方向性に向かっているのでこういうPopなジョンを見ることはあまりないけれども、アコギをかき鳴らしていた彼もまた見てみたいなぁ。

ちなみに彼のブログで、彼自身もたくさんの映像をYoutubeでアップロードしている。
特に今年の1/12のブログで、彼のアンプの最終調整のために彼が「Slow Dancing in a Burning Room」をテスト演奏している風景が見られるのもファンの皆さんには貴重かも。

ついでに、以前に書いたジョン・メイヤーに関するエントリはこちらです。


【追】 こんなのもあった。(笑)

これは当時噂のあったジェシカ・シンプソンとデートしてるんじゃないか?とライアン・シークレットに突っこまれての答え。「誰か日本人を見つけて字幕をつけてもらえば何て言ったかわかるよ」といなしております。さすがに日本に留学した経験を持つ男。(笑)
お見事。

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽





諸事情により、まだグラミー賞を見ていない。
でも気になって結果だけGrammyの公式HPにいってチェックしてしまった。

そーか、そーか、ディクシー・チックス旋風だったわけだな、今回は。ジェームズ・ブラントやコリーヌ・ベイリー・レイのイギリス若手のシャレた音楽を、カントリーのディクシーがドーンと吹っ飛ばしたと。(2人とも無冠に終わったのか…)


そしてジョン・メイヤーはどうだったかと確かめてみたら、あーらー、2冠に輝いているではないか!
もうグラミーの常連になってしまいましたね。
「出せば獲る男」ではありませんか!

ただ、どうだろう、

Best Male Pop Vocal Performance
Best Pop Vocal Album

このカテゴリー分けはちょっと腑に落ちない気もするけど、確かに彼の音楽はいろんな要素が入っているので正確に分類するのは難しいかも知れない。
敢えて分類するならば、やっぱりR&Bだと思うんだけどなぁ。

まだポリスのパフォーマンスも、ジョンとコリーヌ・ベイリー・レイのコラボレーションも見ていない。
楽しみです。


【本日のBGM】
I don't trust myself (with loving you) / John Mayer

この曲はずいぶん昔からライブで演奏していて、アルバムには収録されていなかった。今回の『Continuum』に収められているのだけれど、彼のやわらかいヴォーカルが光る一曲。

テーマ:第49回グラミー賞 - ジャンル:音楽





room for squares 2001年にジョン・メイヤーがメジャーシーンに登場してきた時は、”爽やかなギターキッズ”的な印象が強かった。実際彼は長身(6.3ft=192cm)&Good Looking という、音楽以外の要素でも注目される若者だったから。

彼の初のメジャーヒット「No such thing」が、型にはめられたいい子でいることを拒否し、「生きている限り自分は無敵だー!」という若者の心の叫びを歌って圧倒的な支持を得たこともあったのかも知れない。2001年~2002年にかけて、この大ヒット曲は本当に毎日どのFM局を回してもずっと鳴り続けていた。

彼のデビューアルバム『Room For Squares』はここしばらく聴いていなかったけれど、このアルバムの2曲目「Why Georgia」が今日たまたま入ったお店で流れていて、久しぶりにこのアルバムを出してきた。


ジョン・メイヤーのメロディ・メイカーとしての才能は今更触れるまでもないのだけれど、彼の音楽の真骨頂はその音楽的才能を上回るほどの詞作の素晴らしさにある。

彼の歌詞は非常にシンプルでわかりやすい。使われる言葉も日常的だ。時々あまり音楽の歌詞には登場しないような文学的な言葉が選ばれていたりするけれど、それは彼のお母さんがかつて高校の英語の先生だったことも影響しているみたいだ。
彼の詞の印象は、昨日のエントリにも書いたレイモンド・カーヴァーの詩にも似ている。短い言葉の中にシンプルながら的確に彼の伝えたいことが詰まっている。

彼の詞はとにかく無駄な表現は一切そぎ落としてエッセンスだけを抽出したような言葉の選び方なのだ。例えば奥田民生の歌詞が、何気なく歌われているようでいて実は恐ろしく計算され尽くした上に成り立っているように。
その言葉をそこで使うことによってどういう効果が生まれるか、他の言葉ではダメで、その言葉だからこそ意味を持つ、どれ1つとってみてもそういう必然性を帯びて選ばれている。でもそれらはあまりに自然にさりげなく登場するために何気なく聴いてしまう。そこがジョン・メイヤーの詞作のすごいところだ。

「Why Georgia」は彼にとって特別な意味を持つ曲だろう。
コネチカット州出身(アメリカの一般的なイメージとして、コネチカットはニューイングランドののどかな州です)で教育者一家に生まれ、3人兄弟の次男坊として育った彼は13歳の時に初めてギターを手にし、スティーブ・レイ・ボーンの音楽に触発されて音楽的な興味を持った。それゆえに彼の音楽的ルーツはブルースなのだ。
寝ても覚めてもギターを弾いていた彼はその上達も目覚ましく、高校に入学した頃には仲間とバンドを結成して地元のクラブに登場したりしている。高校の卒業アルバムにはミュージシャンを目指していると書き記しているが、教育家の両親はそれをあまり歓迎しなかった。音楽はあくまでも趣味で、とりあえずはいい大学を出て仕事を持って、その上で楽しんで音楽をやればいいじゃないの、と彼の母親は何度となく彼に説得を試みた。

結局彼は両親との妥協案だったのか、周囲の勧めもあってコンテンポラリー・ミュージックの名門、ボストンのバークリー音楽大に進学したが、彼は音楽を学問として勉強するよりも実践することを望んでいたため、少し通っただけですぐに中退してしまった。そしてバークリーの友人に勧められてブルースミュージックの本場、ジョージア州のアトランタに移住した。

両親の心配をよそに彼は自分の音楽を心ゆくまで演奏する楽しみをアトランタで発見した。
ジョン・メイヤーやジェイソン・ムラーズは、プロとして活躍する今でも、彼らのライブ演奏を非営利な目的に限って録音すること、そしてインターネット上でシェアすることを許可している数少ないミュージシャンだ。Bittrentのソフトを持っていれば、(英語サイトになるけれど)検索すればいくらでも彼らのライブ演奏をダウンロードして聴くことができる。彼はこのポリシーをアマチュアの頃から貫いていて、そのためにアトランタの地元で彼の音楽はインターネットを介してシェアされ絶大なる支持を得た。

彼にとってアトランタは第2の故郷であり、音楽的に彼を受け容れ育ててくれた場所だ。だから彼にはとりわけこの街に対する思い入れが深い。
「どうしてジョージアなんだろう?」という問いかけは彼自身に投げかけられたものだ。そしてその答えは、その場所が彼の音楽家としてのすべて原点であるからだということも彼は知っているのだけれど。

「Why Georgia」はジョン・メイヤーを語る時に避けることのできない彼の原点であり、恐らく何年経って聴いたとしても彼がここで表現しようとしたことは色褪せない。

たとえばエレファント・カシマシの「悲しみの果て」。ユニコーンの「すばらしい日々」。矢野顕子の「ひとつだけ」。
そしてジョン・メイヤーにとってはきっと「Why Georgia」。
いつ・どこで・どんな状況で聴いても必ず心に響く永遠のアンセム。

日曜の朝なんかにコーヒー飲みながら『Room for Squares』を流してみると、なんだかとても爽やかで得した気分になること間違いなし。
そして爽やかなメロディーと彼の甘いマスクに惑わされてはいけない。彼のギターテクニックは驚異的です。
とても頭のよい、ちょっと皮肉屋だけれど謙虚でウィットに富むジョン・メイヤーの素晴らしさは、その天賦の音楽的才能とこの驚異的な技術に裏打ちされているのです。

【追】新ブログ Fragments での関連記事はこちら と こちら



Why Gerogia

I am driving up 85 in the
kind of morning that lasts all afternoon
Just stuck inside the gloom

4 more exits to my apartment
but I am tempted to keep the car in drive
and leave it all behind

Cause I wonder sometimes
about the outcome
of a still verdictless life

Am I living it right?
Am I living it right?
Am I living it right?
Why Georgia, why?

I rent a room and I fill the spaces
with wood in places to make it feel like home
but all I feel's alone

It might be a quarter life crisis
Or just the stirrin in my soul

Either way I wonder sometimes
About the outcome
Of a still verdictless life

Am I living it right?
Am I living it right?
Am I living it right?
Why Georgia, why?

So what, so i've got a smile on
But it's hiding the quiet superstitions in my head
Don't believe me
Don't believe me
when I say I've got it down

Everybody's just a stranger
But that's the danger in going my own way
I guess it's the price I have to pay
Still "everything happens for a reason"
Is no reason not to ask myself

If I'm living it right
Am I living it right?
Am I living it right?
Why, tell me why...

why Georgia, why?








| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 fragments  , All rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。